GSEOのiPhone14向けレンズに品質問題、Larganへの発注増える

iPhone14 S

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iPhone14シリーズ向けにカメラレンズを供給する、Genius Electronic Optical(GSEO:玉晶光)のレンズに問題が発生しており、AppleはGSEOへの発注分をLargan Precision(大立光)へと切り替えた模様です。Appleに詳しいTF International Securitiesのアナリスト、ミンチー・クオ氏がツイートしました。

レンズのコーティングがひび割れる問題が発生

クオ氏の最新調査によると、GSEOのiPhone14向けカメラレンズにおいて、コーティングがひび割れる問題が発生しているとのことです。
 
AppleはiPhone14の出荷に影響が出るのを避けるため、約1,000万枚分のレンズの発注をGSEOからLargan Precisionへと切り替えたと、クオ氏は報告しています。
 

iPhone14への影響はほとんどない

なおレンズのコーティング割れの問題を解決するには1、2カ月を要すると考えられています。しかしGSEOが問題を解決できない場合でも、Largan PrecisionがGSEO分を十分補えるだけの生産能力を持っているので、同社への注文数が増えるだけで、iPhone14への影響はほとんどないと、クオ氏は述べています。
 

 
 
Source:Ming-Chi Kuo/Twitter
Photo:RendersByShailesh/Twitter
(lunatic)

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この記事を書いた人

元某業界新聞社の記者。その後フリーライターとして各方面で執筆、英日翻訳家としての著書も多数。2014年から本メディアでライター、編集記者として活動中。アメリカ在住(現在は日本に滞在中)。iPhone使用歴は12年以上。

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