iOS16とU1チップで様々な機器のハンズフリー操作が実現

Qorvo

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Appleは6月に開催した世界開発者会議(WWDC22)において、iOS16では、U1チップを搭載したiPhoneやApple Watchを近づけるだけで、対応機器の操作が可能になると発表しました。
 
通信機向け半導体メーカーのQorvoは現地時間2022年7月20日、U1チップ搭載iPhoneおよびApple WatchとiOS16対応アプリを組み合わせることで、超広帯域(UWB)対応機器を動作させるソリューションを完成したことを明らかにしました。

iPhoneに触れなくても照明の点灯などが可能に

簡単にいうと、iPhoneやApple Watchを身に着けた状態で部屋に入っただけで、アプリを操作しなくても、自動的に照明をつける、音楽を再生する、といったことが可能になります。
 
U1チップを活用した例としてはCar Keyがあります。これはiOS13.6以降、watchOS6.2.8以降で利用可能となっており、対応車種にドアにU1チップ搭載のiPhoneやApple Watchを近づけるだけで、車のドアを解錠することができます。

QorvoのUWBチップがMFi認証を取得

Qorvoはまた、同社開発のUWBチップがAppleのMFi認証を受けたことも発表しています。これは今後、サードパーティーが開発したQorvoのチップ搭載機器が、MFi認証の対象となることを意味します。
 
現在、iPhone11以降、Apple Watch Series 6以降、HomePod mini、AirTagが、AppleのU1チップを搭載しています。

 
 
Source:Qorvo via MacRumors
(lunatic)

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この記事を書いた人

元某業界新聞社の記者。その後フリーライターとして各方面で執筆、英日翻訳家としての著書も多数。2014年から本メディアでライター、編集記者として活動中。アメリカ在住(現在は日本に滞在中)。iPhone使用歴は12年以上。

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