Nothing Phone (1)が正式発表 日本では8月発売
英国の新興スマホメーカーNothingは現地時間7月12日、同社初のスマートフォン「Nothing Phone (1)」を正式発表しました。日本では2022年8月に発売されます。価格は、メモリ8GB+ストレージ256GBのモデルで税込69,800円です。
スケルトンな背面、着信などによって光のパターンが変化
Nothing Phone (1)の最大の特徴は、Gorillaガラス製のスケルトンな背面ボディに、900個のLEDを搭載した「Glyph Interface」と呼ばれる構造を持つ点です。
着信先やアプリの通知、充電状況などをLEDの発光によって知らせてくれます。発光パターンは着信相手や通知別によって変えられるため、重要な通知の見逃しを防ぐことができます。
サイズ、重量
Nothing Phone (1)のサイズは、高さ159.2ミリ×幅75.8ミリ×厚さ8.3ミリ、重さは193.5グラムです。比較対象として、iPhone13のサイズは高さ146.7ミリ×幅71.5ミリ×厚さ7.65ミリ、重さは173グラムです。
サステナビリティを重視
Nothingは創業以来、サステナビリティ(持続可能性)を重視してきたといいます。
サイドのアルミフレームには100%リサイクルされたアルミニウムが、プラスチック部品の50%以上にはバイオベースまたはリサイクル資源が使われています。パッケージにも再生繊維が使用されています。
6.55インチ有機ELディスプレイを採用
ディスプレイは、Gorillaガラス製の6.55インチ有機ELディスプレイが採用されています。HDR10+表示対応です。リフレッシュレートは60〜120Hzの可変、タッチサンプリングレートは240Hzとなっています。
生体認証は、顔認証とディスプレイ指紋認証の2つが利用可能です。
ディスプレイの特徴として、一般的なAndroidスマートフォンは下部ベゼルが厚くなっているのに対し、Nothing Phone (1)のベゼルは四方が均一であることも挙げられます。
Android 12をカスタマイズしたNothing OSを搭載
Nothing Phone (1)には、Android 12をカスタマイズしたNothing OSが搭載されています。ハードウェアとソフトウェアは、ウィジェット、フォント、サウンド、壁紙など、すべて自社でデザインされ、統一されたビジュアル言語を使用しています。
Nothingは開かれたエコシステムを目指しており、他社のサードパーティー製品との連携も進めているとのことです。その第一弾がTeslaで、ドアのロック解除、エアコンの操作、走行距離の確認などが簡単にコントロールできるようになるようです。
また、同社はNFT事業にも力を入れており、Nothing Phone (1)は収集したNFTコレクションを表示したり、ホーム画面から直接フロアプライスを確認できる機能も搭載します。
パワフルなパフォーマンス
プロセッサは、QualcommのSnapdragon™778G+チップセットが採用されています。メモリは8GB〜12GB、ストレージは128GB〜256GBです。
バッテリー容量は4,500mAhで、33W PD3.0 ケーブル充電に対応しており、70分でフル充電が可能です。最大15WのQiワイヤレス充電、ワイヤレスの5Wリバースチャージにも対応します。
デュアルカメラを搭載
リアカメラは、5,000万画素の広角と超広角のデュアル構成です。広角カメラにはソニーのIMX766センサー(1/1.56インチ)、超広角カメラにはSamsungのJN1センサー(1/2.76)が採用されています。
4K30fpsの撮影ができ、ナイトモード、パノラマ、スローモーション(120fps)、タイムラプスといった様々な撮影モードを利用できます。
インカメラには1,600万画素のソニー製IMX471センサーが採用されています。
その他の特徴
防水/防塵性能はIP53に準拠します。お財布ケータイ(FeliCa)には非対応です。SIMカードはデュアルSIM(nano-SIM)に対応します。
日本では8月発売
Nothing Phone (1)はブラックとホワイトの2色展開で、8GB+128GB、8GB+256GB、12GB+256GBの3モデルが用意されています。
日本での発売日は8月です。価格は8GB+256GBが税込69,800円です。その他の価格や詳細な発売日、販売方法等は後日発表予定とのことです。
Source:PR TIMES,NOTHING TECHNOLOGY LIMITED via ケータイWatch
(kotobaya)