iOS16とiOS15.5の動作速度に違いは?5モデルのiPhoneで比較した結果
iOS16ベータ1の動作速度とベンチマークスコアを、5モデルのiPhoneでiOS15.5と比較したスピードテスト動画が公開されました。
iOS16とiOS15.5でスピード対決
世界開発者会議(WWDC22)の基調講演後に開発者向けにリリースされたiOS16ベータ1と、直前の正式版であるiOS15.5の動作速度を比較した結果を、YouTubeチャンネルiAppleBytesが公開しました。
テストに使用したiPhoneは、以下の5モデルです。
- iPhone13
- iPhone12
- iPhone11
- iPhone XR
- iPhone8
左がiOS15.5、右がiOS16ベータ1です。カスタマイズ可能なロック画面で、時刻の一部が壁紙に隠れる様子や、
「写真」アプリで被写体の切り抜きく新機能などを試す様子も見られます。
Apple標準アプリを含め、多くのアプリが安定してスムーズに動作しているようです。
ベンチマークスコアを比較
ベンチマークテストアプリ「Geekbench 5」のスコアは以下のとおりです。
シングルコア
iOS15.5 | iOS16 ベータ1 |
|
---|---|---|
iPhone13 | 1,732 | 1,744 |
iPhone12 | 1,597 | 1,588 |
iPhone11 | 1,327 | 1,328 |
iPhone XR | 1,105 | 1,111 |
iPhone8 | 925 | 916 |
マルチコア
iOS15.5 | iOS16 ベータ1 |
|
---|---|---|
iPhone13 | 4,618 | 4,648 |
iPhone12 | 4,024 | 4,013 |
iPhone11 | 3,445 | 3,443 |
iPhone XR | 2,699 | 2,661 |
iPhone8 | 2,326 | 2,397 |
ベンチマークスコアは、シングルコア、マルチコアともにiOS15.5とiOS16で大きな差はありませんでした。
最初のベータにしては見事なパフォーマンス
iAppleBytesはiOS16のパフォーマンスについて、まだ最初のベータであることを考慮すると見事だ、と高く評価しています。
ただし、iPhone XRで起動時にAppleロゴの表示が遅れる、一部デバイスでYouTubeアプリでスクロール時に0.5秒ほどフリーズするなど、一部に気になる点も散見されます。
iOS16の登録ユーザー向けパブリックベータは7月に、一般ユーザー向けの正式版は今秋公開される予定です。
iAppleBytesによる動画はこちらでご覧ください。
Source:iAppleBytes/YouTube
(hato)