分解してわかったThunderbolt 4 Proケーブルが高価なワケ

    Thunderbolt 4 Pro

    Thunderbolt 4 Pro
     
    Mac StudioとStudio Displayの導入にあわせて密かに発売されたThunderbolt 4 Proケーブルは、短い方の1.8メートルでも14,800円(税込)とかなり高価な設定となっています。充電ケーブルに詳しいYouTubeチャンネルがThunderbolt 4 Proケーブルを分解した結果、なぜそこまで高価なのか、その理由が明らかになりました。

    最大40Gb/sのデータ転送、最大100Wの充電に対応

    Mac StudioとStudio Display と同時に販売が開始されたThunderbolt 4 Proケーブルの価格(税込)は、1.8メートルが14,800円3メートルが17,800円(現時点では未発売)となっておりかなり高価ですが、USB 4による最大40Gb/sのデータ転送が可能で、最大100Wの充電に対応しています。
     
    ChargerLABはThunderbolt 4 Proケーブルの分解を試み、いったいどのようにケーブルが作られているのか、中身の検証を試みました。

    分解動画が公開

    中を開けてみて、Thunderbolt 4 Proケーブルは同軸ケーブルで、19本の電線を搭載しており、そのうち6本は電源を供給する錫メッキ銅線であることがわかりました。2本の線はUSB2.0の伝送が可能で、Thunderbolt 3、USB 3、USB 2との下位互換性があります。 また、多くの線は銅だけでなく、銀メッキも施されていることが判明しました。
     
    コネクター自体にも耐久性の高い真鍮製のハウジングと高級パーツが使用されており、各コネクターには24本の金メッキピンが採用されていることが明らかになりました。
     

    一般ユーザーには手に余る代物?

    ChargerLABいわく、Thunderbolt 4 Proケーブルは一般ユーザーには高スペックすぎるだろう、とのことです。1.8メートルのThunderbolt 4ケーブルならサードパーティー製でもっと安いものがいくらでもあるからです。
     
    ただし、多くのデータを取り扱うクリエイティブ系の人にとっては、同ケーブルは現在市場に出ている中でベストな選択肢だろう、と結論づけています。
     
     
    Source:AppleInsider
    Photo:ChargerLAB/YouTube
    (lexi)

    この記事がお役に立ったらシェアお願いします

    この記事を書いた人

    ARラボ出身の猫愛好家。往年のMacユーザーで、iPhone使用歴は10年以上。

    特集

    [PR]オフィシャルサイト

    目次