新型コロナ感染を高精度判定できる「ResApp」アプリ～咳の音だけで92％の精度

 
スマートフォンだけで新型コロナウイルスへの感染を高精度判定できるアプリが開発されました。
 
「ResApp」と呼ばれるこのアプリは、咳の音だけで92％の精度で感染を判定できます。

咳の音だけで新型コロナウイルス感染を高精度判定

この「ResApp」と呼ばれるアプリは機械学習を使って咳の音を分析し、新型コロナウイルスへの感染の有無を判定します。
 

実験の結果、新型コロナウイルスへの感染を92％の精度で正しく判定できたとのことです。
 
比較的手軽な感性判定手法として知られる抗原検査の場合、症状がある場合は約72％、無症状の場合は約58％の精度しかないのと比較すると非常に優秀な精度といえます。
 
また、Abbott社のBinaxNOWと呼ばれる家庭用検査キットは84.6％の精度で陽性者を、98.5％の精度で陰性者を判定できるとされていますが、スマートフォンだけで判定できるResAppはより手軽です。
 
ResAppはまだ公開されておらず、現状一般の消費者がスマートフォンにインストールすることはできません。

PfizerがResAppとライセンス契約、買収の申し出も

ResAppを開発しているResApp社に対し、製薬会社大手のPfizer（ファイザー）がライセンス契約を結びました。
 
PfizerはさらにResApp社の買収を申し出ているとのことです。
 
ResAppが普及すれば検査にかかるコストが大幅に低減でき、かつ判定までの時間を短縮できるでしょう。
 
検査キットの製造や輸送も必要ないため、環境への負荷が少ないのもメリットの1つです。

 
 
Source: Daily Mail via PhoneArena
(ハウザー)