iPad Pro向けに「Proモード」を導入すべき〜ガーマン記者

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M1搭載iPad Proの登場により、iPadのハードウェアはさらにパワフルなものとなりました。一方でiOSの派生であるiPadOSは遥かに遅れていると名物記者が指摘、同記者が「Proモード」と名付けた、ハイエンドな機能が利用可能になるモードを導入すべきと提案しています。

全iPadが同一OS、同一アプリを動作している現状に疑問

Bloombergのマーク・ガーマン記者はニュースレター「Power On」において、Appleには現在、iPad、iPad mini、iPad Air、iPad Proがあり、それぞれ性能も役割も大きく違うのに、全モデルが同じiPadOSを搭載し、同じアプリを動作していると指摘します。
 
これはAppleがiPadをできるだけシンプルかつ強力なものにするための方針ですが、今後はiPad Proユーザー向けに「Proモード」を導入すべきだと、ガーマン記者は提案しています。

ガーマン記者提案の「Proモード」とは

「Proモード」とは、iPadをキーボードやトラックパッドに接続すると起動するもので、ガーマン記者は次のような機能があれば便利だと述べています。
 

  • Macのようなマルチタスキング機能、または同時に複数のウィンドウを並べられる機能。
  • ファイルをピン留めしたり、アプリを最小化したりできる、より動的なドック。アイコンを数秒長押しすると簡単な情報を見ることができる。
  • ファイルやフォルダ、Webリンク、アプリなどを簡単にドロップできる機能。ウィジェットが単に情報を表示するだけでなく、ミニアプリのように使えるようになるとさらによい。
  • ミニアプリ。電卓、ミュージック、Apple TVリモコン、付箋などのアプリは、わざわざ全画面に開かずに使えれば、作業が中断されない。

 
今年の世界開発者会議(WWDC22)では、iPad向けAppスイッチャーのアップデートが発表される見通しですが、ガーマン記者はその発表とともに、前述のようなProモードの発表を期待する、とまとめています。

 
 
Source:Power On
(lunatic)

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この記事を書いた人

元某業界新聞社の記者。その後フリーライターとして各方面で執筆、英日翻訳家としての著書も多数。2014年から本メディアでライター、編集記者として活動中。アメリカ在住(現在は日本に滞在中)。iPhone使用歴は12年以上。

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