Friday Night Baseballは全国のファンに届く重要な配信サービス

 
Apple TV+で始まったFriday Night Baseballはメジャー・リーグ・ベースボール（MLB）にとってどういう意味を持つのでしょうか。アメリカのメディアがMLBの経営幹部ノア・ガーデン氏にインタビューしてその真意を探っています。

ストリーミング配信とケーブルテレビ

アメリカではMLBの試合を視聴する場合、ケーブルテレビや衛星放送の有料チャンネルを利用するのが一般的です。しかしアメリカではケーブルテレビを解約してストリーミング配信に切り替える人が増え、また若い世代ではケーブルテレビを契約したことがなく、最初からストリーミング配信を利用する人が増えています。
 

 
この傾向はコロナ禍で一層強まり、幅広い世代、ユーザー層が各種映像コンテンツをストリーミング配信を楽しむようになっています。こうした状況がMLBの試合をApple TV+で配信する大きな要因になったと、インタビューに応えたMLBの経営幹部ノア・ガーデン氏が述べています。またApple TV+で配信することでアメリカ全土のユーザーが（もちろん海外のユーザーも）視聴できることも大きな意味を持つとしています。

無料期間の設定

Friday Night BaseballはApple TV+の月額契約がなくても、6月24日までの試合を無料で観ることができます。ガーデン氏によるとこの無料期間の設定もMLBにとっては重要だったようです。Appleは将来的にFriday Night Baseballを有料コンテンツとする方針だと考えられていますが、ガーデン氏はこの無料期間はより多くの人がMLBの試合に触れられる機会になると期待しています。
 
ちなみFriday Night Baseballは日本でも無料で楽しめます。もちろん時差の関係で金曜日の夜ではなく、土曜日の朝に配信されるのですが、毎週2試合をライブで観ることができます。4月15日（日本時間16日）の配信はタンパベイ・レイズ対シカゴ・ホワイトソックス、シンシナティ・レッズ対ロサンゼルス・ドジャースの2試合です。
 
 
Source:iMore
(KAZ)