iPhoneの緊急SOSにより、クレバスに落ちたスノーボーダーが救助

iPhone emergency call

iPhone emergency call
 
スイスアルプス山脈でクレバスに落下したスノーボーダーが、iPhoneの緊急SOS機能で救助された事例が報告されました。

バッテリー残量3%のiPhoneで緊急通報

スイスアルプス山脈で単独でスノーボードを楽しんでいたイギリス人のティム・ブレイキー氏は、標高3,000メートル付近で隠れクレバスに落下してしまいました。
 
iPhone emergency swiss_2
 
幸い、クレバスの底ではなく4メートル落下しただけで停まったようですが、単独行だったため彼の落下に気づいた人はいませんでした。
 
iPhone emergency swiss_1
 
ブレイキー氏はバッテリー残量がわずか3%のiPhoneのサイドボタンを素早く5回押して緊急SOSを発信、最終的にスイスのレスキュー隊員のマイケル・シュワルツル氏に救助されました。
 
iPhone emergency swiss_3
 
ブレイキー氏はその状況で3G接続に繋がったこと、またレスキューチームに感謝するとともに、単独行はもう行わないと述べています。

緊急SOSを利用する方法

AppleはiPhoneの緊急SOS機能について、下記のように案内しています。
 

iPhone8以降では、以下の手順で緊急電話をかけます。
 
最初に、サイドボタンといずれかの音量調節ボタンを「緊急 SOS」スライダが表示されるまで押し続けます。
 
「緊急 SOS」スライダをドラッグして、緊急電話をかけます。スライダをドラッグする代わりに、サイドボタンと音量調節ボタンを押し続けた場合、カウントダウンが始まり、通知音が鳴ります。カウントダウンが終わるまでボタンを押し続けた場合、自動的に緊急通報用電話番号にかかります。
 
iPhone7以前では、以下の手順で緊急電話をかけます。
 
最初に、サイドボタン(またはトップボタン)をすばやく5回押します。「緊急 SOS」スライダが表示されます(インドでは、ボタンを3回押せば、iPhoneから自動的に緊急通報用電話番号につながります)。
次に、「緊急 SOS」スライダをドラッグして、緊急電話をかけます。
 
電話が終わると、特にキャンセルするように選択しない限り、指定の緊急連絡先に iPhone の現在地を知らせるテキストメッセージが送信されます。位置情報サービスがオフの場合は、一時的にオンになります。所在地が変わると、緊急連絡先にそのつど最新の位置情報が送信され、約10分後に iPhone に通知が届きます。

 
 
Source:7-News via Patently Apple, Apple
(FT729)

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この記事を書いた人

ZAURUS PI-6000以降、PDA、PC、Apple製品を多数使用するガジェット愛好家。iPhone Maniaでは2020年2月より、リーク情報、最新のApple製品情報、秋葉原情報を配信。Palm Treo 750vを米国で使用して以降、各種スマホ愛用中

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