メイン利用スマホの通信サービス、4キャリア系が90.1%、MVNOは9.9%

    SIMカード iPhone

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    MMD研究所は3月11日、「2022年3月 通信サービスの利用動向調査」の結果を発表しました。メインで利用しているスマートフォンの通信サービスは、4キャリアの割合が約69.0%で、オンラインプラン、サブブランドを合わせると90.1%でした。直前に利用していたサービスをみると、MVNOからLINEMOに乗り換えたユーザー割合が前回調査よりも多くなっています。

    全国のスマホユーザー36,282人に調査

    MMD研究所は「2022年3月 通信サービスの利用動向調査」を、18歳~69歳の男女40,000人を対象として2022年2月14日~2月16日の期間、インターネットで実施しています。回収したサンプルを人口構成比に合わせるため、ウエイトバック集計をおこなっています。
     

    メインプランの4キャリア利用率は90.1%

    全体のうち、通信契約をしているスマートフォンを現在メインで利用している36,282人に、メインで利用しているスマートフォンの通信サービスを尋ねた結果は以下のとおりです。
     
    4キャリアの割合は以下のとおりで、合計すると約69.0%でした。

    • NTTドコモ:30.2%
    • au:19.4%
    • ソフトバンク:11.8%
    • 楽天モバイル(Rakuten UN-LIMIT Ⅵ):7.6%

     
    オンライン専用プランの利用者の割合は以下のとおりで、3サービスの合計は約7.0%です。

    • ahamo:4.4%
    • povo:1.8%
    • LINEMO:0.8%

     

    キャリアのサブブランドは、2サービス合計で約14.1%です。
     

    • Y!mobile:8.9%
    • UQ mobile:5.2%

     

    メインブランド、オンライン専用プラン、サブブランドを合計した4キャリア系の利用率は90.1%で、MVNOは9.9%でした
     
    2021年12月に結果を公開した前回調査と比較すると、オンライン専用プランは0.2ポイント、キャリアサブブランドは1.3ポイント増加しています。

     

    サブ利用回線では楽天とMVNOが強い

    スマートフォンをサブ利用している3,646人に、利用している通信サービスを聞いたところ、4キャリアが合計約63.4%、オンライン専用プランが9.9%、サブブランドが10.1%でした。
     
    メインブランド、オンライン専用プラン、サブブランドを合計した4キャリア系の利用率は83.6%で、MVNOは16.4%でした。MVNOとRakuten UN-LIMIT Ⅵ(19.2%)の割合が、メイン回線よりも高くなっています。
     
    MMD研究所 「2022年3月 通信サービスの利用動向調査」
     

    メイン回線のMVNOシェアは9.9%、前回からわずかに上昇

    メイン利用通信サービスとしてのMVNOの割合は9.9%でした。
     
    2年連続の下落となった前回(9.3%)から、ごくわずかながら上昇しています。
     
    MMD研究所 「2022年3月 通信サービスの利用動向調査」
     

    オンラインプラン、サブブランドは同キャリアからの流入多い

    調査では、オンライン専用プラン、キャリアサブブランド、楽天モバイル(Rakuten UN-LIMIT Ⅵ)を現在メインで利用している回答者に、現在の前に利用していた通信サービスを聞いています。
     
    それぞれ、最も多かったのは以下のとおりです。
     

    • ahamo(n=1,486):NTTドコモ 76.6%
    • povo(n=621):au 84.1%
    • LINEMO(n=265):ソフトバンク 48.3%
    •  

    • Y!mobile(n=2,873):ソフトバンク 49.2%
    • UQ mobile(n=1,746):au 55.7%
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    • Rakuten UN-LIMIT Ⅵ(n=2,503):MVNO 46.1%

     

    同じ通信会社のサービス間で移動したユーザーが多い傾向は前回調査と同様ですが、LINEMOではソフトバンクのサービスから移動した割合が前回から14.9ポイント低下しており、MVNOからの移動者が増えているのが目立ちます
     
    MMD研究所 「2022年3月 通信サービスの利用動向調査」
     

    乗り換えの検討先、Rakuten UN-LIMIT Ⅵが20.9%でトップ

    メイン利用の通信サービスの料金プラン変更や乗り換えを検討しているか尋ねたところ、「検討している」は33.9%でした。
     
    MMD研究所 「2022年3月 通信サービスの利用動向調査」
     
    料金プラン変更や乗り換えを検討している12,349人のうち、具体的な通信サービスを決めている9,210人に、最も乗り換えを検討している通信サービスを聞いたところ、Rakuten UN-LIMIT Ⅵが20.9%でトップでした。以下、NTTドコモが15.4%、auが10.9%、UQ mobileが10.8%などと続いています。
     
    MMD研究所 「2022年3月 通信サービスの利用動向調査」
     
     
    Source:MMD研究所
    (hato)

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