M1 Ultra搭載Mac Studioが、900グラム重い理由が明らかに

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M1 Ultra搭載Mac Studioが、M1 Max搭載Mac Studioよりも900グラム重い理由が明らかになりました。予想された通り、冷却機構に関連するようです。

モデル間で、冷却機構に違い

The Vergeが、M1 Ultra搭載Mac StudioM1 Max搭載Mac Studioよりも900グラム重い理由をAppleに問い合わせた結果、回答を得たとし、その内容を報告しました。
 
同メディアによれば、M1 UltraおよびM1 Max搭載Mac Studioいずれも370ワット電源ユニットを内蔵していますが、M1 Ultra搭載モデルには銅製の冷却機構が搭載されているのに対し、M1 Max搭載モデルではアルミニウム製ヒートシンクになっているため、それが両モデルの重量差になっているとのことです。
 
The Vergeは、銅の比重が8.96グラムなのに対し、アルミニウムは2.70グラムとおよそ3分の1であるためそれが重量差になっているとし、同じデザインのヒートシンクでも銅製の重さはアルミニウム製のおよそ3倍になると述べています。
 
The VergeへのAppleからの回答は、「M1 Ultra搭載モデルには銅製の”冷却機構”、M1 Max搭載モデルにはアルミニウム製ヒートシンク」となっていますので、M1 Ultra搭載モデルには銅製ヒートパイプと高性能冷却ファンを組み合わせた冷却機構が搭載されているのかもしれません。

他機種でも、搭載チップにより冷却機構が異なる

Mac Studioにおいて、M1 Ultra搭載モデルとM1 Max搭載モデルとでは前面端子の仕様が、M1 Ultra搭載モデルはThunderbolt 4ポート(最大40Gb/s)x 2であるのに対し、M1 Max搭載モデルはUSB-Cポート(最大10Gb/s)x 2になっていることと、公称重量が異なることが報告されていました。
 
重量差については、冷却機構の違いと予想されていました。24インチiMacにおいても、7コアGPU搭載モデルと、8コアGPU搭載モデルで冷却ファンの数ヒートパイプの搭載という点で異なるなど、同一モデルでも搭載するチップで冷却機構が異なっていました。
 
 
Source:The Verge
Photo:Apple
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