AppleサプライヤーBOE、チップ不足でiPhoneディスプレイの生産問題に直面

iphone13 pro

iphone13 pro
 
中国のディスプレイサプライヤーBOEが、世界的なチップ不足の煽りを受け、iPhone用の有機EL(OLED)ディスプレイパネルの生産量を減らしている、と韓国メディアThe Elecが報じています。

2月と3月に影響を受ける見通し

BOEはディスプレイパネルのためのドライバーICを韓国のチップ会社LX Semiconから調達していますが、同社の生産量は予定を下回っており、別のサプライヤーであるLG Displayへの供給を優先させているとのことです。このため、BOEはパーツ不足に陥っており、OLEDパネルの生産量を3月までに200万〜300万枚減らす見通しです。
 
Appleは2022年上半期、BOEに最大1,000万枚のOLEDパネルを注文しているとみられています。

目標生産量には届かない見込みが濃厚に

BOEは今年、4,000万枚のOLEDパネル出荷を目指していましたが、この目標には届かない可能性が濃厚となり、最終的には3,000万枚ほどにとどまる見込みです。
 
それでもBOEは、iPhone14シリーズに6.06インチのOLEDパネルを供給すると予想されていることもあり、AppleサプライチェーンにおけるOLED供給量をさらに伸ばすとみられています。
 
 
Source:The Elec via MacRumors
Photo:Apple
(lexi)

この記事がお役に立ったらシェアお願いします

この記事を書いた人

ARラボ出身の猫愛好家。往年のMacユーザーで、iPhone使用歴は10年以上。

特集

目次