NY司法長官、AirTagを悪用したストーカー問題に関して市民に警告

    Incase Woolenex Key Clip for AirTag

    Incase Woolenex Key Clip for AirTag
     
    Appleは先週、不要な追跡やストーカー問題に対処するためのアップデート及び取り組みについて発表しました。同社がAirTagの悪用対策を強化する姿勢を示しているものの、米ニューヨーク州のレティティア・ジェイムズ司法長官は、ニューヨーク市民に対して「悪質なAppleのAirTagユーザー」に注意を払うよう新たな警告を発しました。

    ニューヨーク市民に警告

    現地時間2月16日に発表された消費者向けの警告の中でジェイムズ司法長官は、ニューヨーク市民から「車や財布、コートのポケットなど自分の持ち物に取り付けられた未知のAirTagを見つけた」という報告が寄せられていたと説明しています。これらの出来事が、ニューヨークでどの程度起こっているかについては詳しく触れておらず、単に周囲の状況に注意するよう市民に呼びかけています。
     
    ジェイムズ司法長官は、次のように説明しています。
     

    全米でAppleのAirTagが、悪意を持って人や持ち物を追跡するために利用され、被害が発生しています。本人の認識や同意なしに人を追跡することは重罪であり、容認できません。ニューヨーク市民の皆様には、持ち物に細心の注意を払い、アドバイスに従って安全を確保して頂きたいと思います。ニューヨーク市民の安全は最優先事項であり、市民を保護するために全力を尽くします。

    自分の身を守るためのヒントを紹介

    また、ジェイムズ司法長官は、ニューヨーク市民が自分の身を守るためのヒントをいくつか紹介しています。
     

    • 聞き慣れない音に耳を傾ける
    • iPhoneの「検出された持ち物」の通知を確認する
    • Android端末を使用している場合は、Google Play StoreからTracker Detectをダウンロードする
    • Apple製品のOSを常に最新のものへとアップデートする

     
    ジェイムズ司法長官による警告はAppleが先週、AirTagと「探す」アプリのストーカー対策を強化することを発表した後に出されました。同社は、これまで受け取ったAirTagに関するすべての要請について、法執行機関と積極的に連携していることも明かしています。Appleは、「AirTagが悪用されるケースは稀である」としながらも、「悪用の事例は1つたりともあってはならない」と述べています。
     
     
    Source:Letitia James NY Attorney General via 9to5Mac
    (m7000)

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