Apple、労働市場の逼迫を受け米小売店従業員の福利厚生を強化

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    Appleは労働者の確保及び維持のため、米国の小売店従業員に対する福利厚生を強化する予定であるとBloombergが報じています。

    パートタイムにも初の有給休暇

    更新された福利厚生は、フルタイム及びパートタイムの従業員に適用されます。これによりフルタイム従業員の有給休暇は従来の6日から12日に増え、メンタルヘルス休暇や病欠、家族を医者に連れて行く場合などに利用できます。さらに、年次有給休暇の付与日数の増加は、従来の入社5年目からではなく3年目からに短縮されます。
     
    パートタイム従業員は、初めて年間最大6日の有給休暇を取得できるようになります。また、最大6週間の有給育児休暇を取得できるようになり、復帰後の最初の4週間は徐々に勤務時間を増やすことが可能です。その他、子どもや高齢の家族の緊急時のバックアップを割引価格で受けることができます。
     
    これらのAppleの更新された福利厚生は、現地時間4月4日より適用されます。
     
    新型コロナウイルス感染症の拡大を受け、多くの企業が小売店スタッフの確保に苦労しており人手不足に陥っています。そのため、企業は従業員の賃金を引き上げたり、Appleのように福利厚生を充実させたりして、競争優位性を高める努力をしています。
     
     
    Source:Bloomberg via MacRumors
    (m7000)

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