ATOK、Windows/Macの変換エンジンを刷新~iOS版はクラウド辞書に対応

ATOKの画像

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日本語入力システムのATOKが2022年2月1日にアップデートされ、Windows/Mac版の変換エンジンが「ATOKディープコアエンジン2」に進化しました。
 
iPhone/iPad版もアップデートされ、新たにATOKクラウド辞書サービスに対応しています。

AIを活用して文脈から同音異義語を適切に変換

Windows/Mac版に搭載されたATOKディープコアエンジン2は、人工知能(AI)を利用したATOKの変換エンジンをさらに進化させたものです。
 
文脈解析をさらに強化し、文脈に応じて同音異義語を適切に変換し分けるとされています。
 
ATOKディープコアエンジン2の画像
 
また、参照しているアプリやブラウザに含まれる単語を優先して使う「ATOK インサイト」や、入力ミスの自動補正といった機能も引き続き搭載されているとのことです。
 
Windows版にはさらに、
 

  • ATOKプロテクトモード: オンライン会議など向けに、推測候補の自動表示を抑制
  • ATOKプライバシーモード: ブラウザのシークレットモードと連動し、学習機能を無効化

 
という、情報漏洩やプライバシーに配慮するための新機能が追加されています。

iOS版はATOKクラウド辞書サービスに対応

iOS版のATOKもアップデートされ、ATOKクラウド辞書サービスがiPhone/iPadで使用できるようになりました。
 
これは単語を長押しすることで広辞苑や英和/和英辞典からその言葉の意味を調べられる機能です。
 
iOS版のATOKクラウド辞書サービス
 
また、引き続きWindows/Mac/iOS/Android間で登録した単語の共有が可能となっています。
 
ATOKはATOK Passportとして年額あるいは月額料金で利用できます。
 
iOS版が使用できるプレミアム版は年額7,920円または月額660円です(いずれも税込)。
 
Windows、Mac、Androidのみで利用でき、一部機能が制限されるベーシック版は月額330円(税込)です。

 
 
Source: ATOK Passport
(ハウザー)

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この記事を書いた人

本職はSoCの設計者。このためPCやスマホのHW/SW両方に造詣が深く、その知見に基づいた記事を執筆している。スマホ歴はiPhone4→(Android)→iPhone XR→13 Pro。

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