投資銀行Cowen、Appleの目標株価を200ドルに引き上げ〜好調な収益背景

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    投資銀行Cowenは、Appleの目標株価を従来の180ドル(約20,730円)から200ドル(約23,000円)へと引き上げました。Appleの2022年度第1四半期(Apple独自の会計年度:10月〜12月)を受けてのものです。

    記録更新となった四半期売上

    Cowenのアナリストであるクリシュ・サンカル氏は、世界的なチップ不足と供給制限によって推定60億ドル(約6,900億円)の打撃があったにもかかわらず、ウォール街のアナリストたちの予想を上回る収益を実現したことを評価しました。
     
    Appleが1月27日(現地時間)に発表した第1四半期の売上高は1,239億ドル(約14兆2,900億円)となり、四半期としては過去最高を記録しました。iPhoneやMac、ウェアラブル、サービスといったいずれの主力部門も、過去最高の売上となっています。
     
    iPhoneの販売台数をAppleは明らかにしていませんが、前年同期比9%増となる716億ドル(約8兆2,500億円)と過去最高を記録した売上から、Cowenは8,600万台と見積もっています。

    第2四半期も引き続き堅調推移

    閑散期となる第2四半期(1月〜3月)は、第1四半期と比べると厳しい展開が予想されるものの、サンカル氏は、例年よりも需要が旺盛なことから、前年同期比で1桁%の成長は可能だと考えています。なお第1四半期は、過去最高収益となった昨年同期からさらに11%増の大幅増収となりました。
     
    サンカル氏は「(チップの)供給不足は完全に解消されていないものの、Appleの堅牢なサプライチェーン体制が、短期的にはハードウェア出荷の伸びに繋がるだろう」と予測しています。
     
    このように、アナリストの予想を上回る収益を安定して叩き出している現状を踏まえ、サンカル氏は今後12カ月の株価目標を180ドルから200ドルへと引き上げました。ロシアとウクライナの緊張高まりや、FOMCの利上げムードなどで連日揺れている株式市場ですが、Appleの株価は28日13時(現地時間)時点で前日比5.6%の168ドル(約19,360円)となっています。
     
     
    Source:AppleInsider
    (kihachi)

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    丸みを帯びたiPhone3GSの筐体に惚れ込み、Apple信者を誓ったのも今は昔。2014年から始めたライター業がきっかけで、気づけばXiaomiやHuaweiなど中華スマホにも手を出す浮気症に。

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