Foxconn、コロナ禍での工場従業員確保のため特別手当を再び提示

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    AppleサプライヤーのFoxconnは、中国・鄭州にあるiPhone生産工場において、工場に戻ってくる従業員に対し特別手当を提示しています。

    戻った人には9,500元の特別手当

    South China Morning Postによると、オミクロン株の流行により、工場のある鄭州市まで出稼ぎにくる人々が減っており、Foxconnは必要な人材確保に苦労している模様です。
     
    Foxconnの鄭州工場に張り出された募集要項には、工場勤務に戻った人々に対しては、月額6,865元(約124,000円)の給与に加え、9,500元(約171,000円)の特別手当を与えると記されているとのことです。
     
    FoxconnはiPhone13シリーズの量産が本格化した昨年7月にも、同様に特別手当を与える形で人材を募っていました。

    旧正月前に人材を確保したいFoxconn

    今回の募集の背景には、旧正月(2022年1月31日〜2月6日)休暇が始まる前に十分な人材を確保したいというFoxconn側の事情が透けて見えます。
     
    鄭州市のある河南省ではオミクロン株による感染が急増、同地区への出入りが制限されつつあります。つまり旧正月前に人を集めておかないと、人手不足に陥る危険性があるのです。
     
    South China Morning Postによれば、復帰した従業員に対する9,500元という特別手当の額は過去最高だそうです。また同社は、従業員よる推薦で新規採用された人に対して8,500元(約153,000円)の特別手当、また推薦者には1,000元の特別手当を約束しています。なお自主的に応募した人には9,000元(約162,000円)の特別手当が提供されます。

     
     
    Source:South China Morning Post via 9to5Mac
    (lunatic)

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    この記事を書いた人

    元某業界新聞社の記者。その後フリーライターとして各方面で執筆、英日翻訳家としての著書も多数。2014年から本メディアでライター、編集記者として活動中。アメリカ在住(現在は日本に滞在中)。iPhone使用歴は12年以上。

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