2022年1月10日09:16公開
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Apple、ヘッドセットに「メタバース」要素は採用しない
Appleは今年、同社初の拡張現実(AR)/仮想現実(MR)ヘッドセットを発表すると噂されています。ただし同社はMeta(元Facebook)が提唱する「メタバース」の要素は取り入れない意向のようです。
メタバースはApple社内では禁句扱い!?
米Bloombergの記者でAppleの動向に詳しいマーク・ガーマン氏はニュースレター「Power On」において、Appleはヘッドセットの開発において、Metaが提唱するメタバース(ここでは完全な仮想現実の世界を意味する)のアイディアは却下している、と記しています。
ガーマン氏によると、Apple社内では「メタバース」は禁句扱いになっているそうです。
Metaとは異なるアプローチでヘッドセットを提供
Appleは自社のAR/VR(複合現実=MRとの報道もあり)ヘッドセットを、コミュニケーションやコンテンツ利用、ゲーム用として考えているようで、「日常使いのデバイス」とは位置づけていないようだ、とガーマン氏は述べています。
現実世界とは異なる仮想空間の構築と、その空間で利用できるサービスの提供に主眼を置き、ヘッドセットをそうした空間で活用するデバイスと考えているMetaに対し、Appleはあくまで現実世界におけるコミュニケーションやエンターテインメント用としてヘッドセットを位置づけているようです。
Apple初のAR/VR(またはMR)ヘッドセットは3面のディスプレイを搭載し、価格は3,000ドル程度になるとの噂があります。
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iPhone Mania編集部
iPhone Mania編集部です。iPhone、MacなどApple製品が大好きな国内外のライターが集まり、2013年から記事を執筆しています。Apple製品の最新情報から使い方、お役立ち情報まで、幅広くお伝えしていきます!
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