Appleはスマートホームのポータルとして巨大iPadを作るべき〜ガーマン氏
スマートホーム市場で遅れを取っているAppleは、Amazonを見習って巨大なiPadのようなスマートディスプレイを発売すべき、とBloombergの名物記者マーク・ガーマン氏がコメントしています。
壁掛けと専用スタンドで使用できる
「家族の中心にAlexa」がキャッチコピーのAmazon Echo Show 15(エコーショー15)は、新登場の15.6インチフルHDスマートディスプレイです。
家族全員がエンターテインメントを楽しんだり、大事な用事を共有・整理したりできる、カスタマイズ可能なスマートディスプレイです。縦向き・横向きのどちらにも対応します。壁に取り付けるか、専用スタンド(別売り)に取り付けて使用できます。
日本では現在、デバイスは後日発売予定となっていますが、すでに実機をテストしたBloombergのガーマン氏は、Appleも同様の製品を発売すべき、と自身のニュースレターPower Onの中で述べています。
新たなデバイス領域となるか?
ガーマン氏いわく、Echo Show 15は大型ディスプレイを搭載しており、天気のチェック、スマート家電のコントロール、セキュリティ映像の確認、毎朝のメモやリストの閲覧などが可能な、魅力的なデバイスであるとのことです。
もしAppleが同様のテバイスを手掛けた場合、App Storeを持っているため、ソフトウェア面でAmazonに対して優位に立つことができ、またハードウェア面でもハイエンドのカメラシステムや高速なプロセッサを搭載することも問題ないと思われる、と同氏はコメントしています。
さらに、Appleは、デバイスを据え置きで使用するために最適化する新しいソフトウェアレイヤー(ホームモードと同氏は命名)を作成することもできるであろうとのことです。
Appleはスマートスピーカー市場のわずか5%を占めているに過ぎませんが、新たなスマートホームデバイスを打ち出した場合、挽回もあり得るのでしょうか。今後の動向に注目です。
Source:Bloomberg
Photo:Amazon
(lexi)