Apple Watch、バッテリー膨張がけがの原因になるとして訴えられる
Apple Watchのバッテリー膨張によってけがをする可能性があるとして、ユーザーが集団訴訟を起こしました。
この訴訟では、Apple Watchに構造上の欠陥があるのを知りながら、Appleはそれを開示しなかったとされています。
Apple Watchのバッテリー膨張でけがをする可能性
訴えによると、Apple Watchのバッテリーはディスプレイに接触する形で製造されており、このためにバッテリー膨張時にディスプレイが押し出されて本体から飛び出すとされています。
これにより、ディスプレイに剥離・粉砕・亀裂が生じ、「カミソリのように鋭いエッジ」状の箇所が露出する可能性があり、けがにつながるリスクが生じるとのことです。
実際、クリス・スミスという人がApple Watch Series 3を使っている際、バッテリー膨張によって外れたディスプレイが彼の前腕部の下部に接触し静脈を切断したと原告団は主張しており、そのときの深い切り傷の画像が公開されました。
AppleはApple Watchのリスクを隠していたと主張
原告団はまた、Apple Watchのバッテリー膨張がけがを引き起こすという欠陥があることを知りながら、Appleはそれを隠していたともしています。
訴えの対象となっているのは、Apple Watch Series 7をのぞく、すべてのモデルとサイズのApple Watchです。
原告団は、損害賠償に加え、Apple Watchの交換にかかる費用および弁護士費用の負担と、Apple Watchの「欠陥」を適切に開示することを求めています。
同様の訴訟は2019年にもおこなわれましたが、裁判所はバッテリーや内部部品の欠陥が原因ではないと判断しました。
Source: MacRumors
(ハウザー)
iPhone Mania編集部
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