Appleの中小企業向けサービスBusiness Essentials〜責任者が語る
Appleが2021年11月に発表した、中小企業向けのデバイス管理システム「Business Essentials」について、新たに同社の幹部がどのように機能するのかや、既存のシステムとの親和性について詳しく語りました。
Business Essentialsとは
Appleでプロダクトマーケティングを統括するジェレミー・ブッチャー氏が、2022年に正式サービスが始まる「Business Essentials」について、導入のメリットや既存のシステムとの違いをポッドキャストで語りました。
Business Essentialsとは、Appleが11月に発表した中小企業(500人以下)向けのサブスクリプション型デバイス管理システムで、1デバイスあたり月額2.99ドル(約340円)より、iPhoneやiPad、Macを利用することが可能です。現在はベータ版の段階で、まずは米国でのサービス開始が予定されています。
スモールビジネスが鍵に
ブッチャー氏が「スモールビジネスが鍵となる」と語るように、Appleが今回Business Essentialsでターゲットとするのはあくまでも中小企業です。同氏は「大企業にばかり目を向けている人びとが沢山いる」とし、サービスの目的を「スモールビジネスにおいては、ニーズが満たされていない人びとがいると考えたからだ」と述べ、先行サービスとの棲み分けを強調しました。
また、ブッチャー氏は「中小企業が組織内でAppleデバイスを使用する際に発生する、様々な問題に取り組めるようにすることを目的としている」とし、「もしあなたが非常に小さな組織であれば、そういうあなたのためにこそ、色々な問題に役立つ、本当に使いやすい製品を作ったと感じている」と満足げに語りました。
「デバイス管理やストレージ、サポートを1つのサブスクリプションにまとめ」られるのは、デバイスを自社のプラットフォームで統一し一元的な管理を可能とする、Appleならではの強みでしょう。ハードウェア、ソフトウェア、サービスを一括して提供できるのは、世界広しといえども、Appleくらいのものではないでしょうか。
Source:AppleInsider
(kihachi)