Tileを買収したLife360、誰にでも位置データを販売

life360

life360
 
探しものトラッカーTileの買収が報じられたLife360が、3,300万人のユーザーの位置データをサードパーティー企業へと販売していたことが明らかになりました。

Tileの買収が報道

非営利メディアThe Marktupの調査により、Tileの親会社Life360がマーケティング会社Cuebiqを始めとするサードパーティー企業にユーザーの位置データを販売していたことがわかりました。サードパーティー企業のデータは誰でも購入可能なため、Life360は位置データを実質誰にでも販売していることになります。
 
Life360は、位置情報の履歴、お気に入りのルート、パーソナライズされたアラート、SOSメッセージなどの機能を備えた、家族の追跡プラットフォームとして知られています。同社がAirTagの競合製品Tileを買収したと伝えられたのは最近のことです。

2020年に18億円超を売上

The Markupの報告書によれば、Life360はユーザーの位置データをサードパーティー企業へと販売することで、2020年に1,600万ドル(18億2,650万円)を売り上げたとのことです。
 
Cuebiqの元従業員いわく、Life360は“業界で最も大きなデータソースのひとつ”であるとのことで、「Tileの買収は憂慮される事態」、と米メディア9to5Macはコメントしています。
 
Life360の創業者で最高経営責任者(CEO)のクリス・ハルス氏は、位置データは“当社のビジネスモデルの根幹を成す”と語っていますが、プライバシーポリシー上、位置データにより個人が特定されることはない、とも同時に述べています。
 
 
Source:The Marktup via 9to5Mac
(lexi)

この記事がお役に立ったらシェアお願いします

この記事を書いた人

ARラボ出身の猫愛好家。往年のMacユーザーで、iPhone使用歴は10年以上。

特集

目次