イスラエル企業、スマホカメラで心拍数がわかるシステムを開発

Binah.ai

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Binah.aiが開発したシステムで、スマートフォン、タブレット、ノートPCのカメラを通して、心拍数、心拍変動、酸素飽和度などのバイタルサインを1分以内に撮影し、抽出することができます。

より多くの人々に医療サービスを提供

イスラエル企業Binah.aiの「Health Data Platform」は、人工知能(AI)を搭載したソフトウェアのみのソリューションであるため、ウェアラブルデバイスやその他の専用ハードウェアを追加する必要がありません。それゆえ、シンプルでアクセスしやすいデジタルフォーマットでの提供が可能となります。
 
「世界をより健康な場所にしたいと考えています」と、Binah.aiの創業者で最高経営責任者(CEO)のデビッド・ママン氏はコメントしています。
 
世界保健機関(WHO)の調査では、60%の人口が十分な医療サービスへのアクセスがないとも報告されています。
 
既存のハードウェアを使ってバイタルサインを簡単に読み取れるようになれば、多くの人々がリモート環境で診察を受けることができるようになるかもしれません。

FDAの承認も視野に

Binah.aiは、システムを販売するのにアメリカ食品医薬品局(FDA)の承認を必要としませんが、クラスII医療機器の認証申請を12月までに行う予定である、と明かしています。
 
2つのバイタルサインの認証を来年の始めまでに得るのが当面の目標で、その後も追加の認証を取得することをママン氏は目指しています。FDA承認により、「システムの信頼性を飛躍的に高めることができる」と考えているそうです。
 
 
Source:Binah.ai via The Jerusalem Post
(lexi)

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この記事を書いた人

ARラボ出身の猫愛好家。往年のMacユーザーで、iPhone使用歴は10年以上。

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