Windows 11、右クリックで開くコンテキストメニューが遅いという不具合が存在
10月5日にリリースされたWindows 11は、リリース後1カ月ほど経ちますが、当初見つかっていたさまざまな不具合が修正されています。
しかしながら、エクスプローラーにおいて右クリックで開くコンテキストメニューが遅いという不具合が新たに見つかったようです。
コンテキストメニューを開くのに遅延が発生、ちらつきも
この不具合はエクスプローラーでコンテキストメニューを開くのに時間がかかったり、ちらつきが発生したりするというものです。
Windows 10およびそれより前のバージョンでは、コンテキストメニューにユーザーがほとんど使用しないようなオプションが大量に含まれていたため、プラットフォームの全体的なパフォーマンスに影響を与えることがありました。
これに対してWindows 11では、重要なオプションや頻繁に使用するオプションはメニューの上部にボタンとして表示され、あまりユーザーが使わないオプションは「その他のオプションを表示」を押さないと表示されないように改善されています。
しかしながら、この新しいコンテキストメニューに不具合があり、性能が低下するとのことです。
具体的には、
- コンテキストメニューを開くのに0.5秒程度の遅延が発生する
- 開き始めてからちらつきが発生する
- 開いた後も半分くらいの項目が数秒間「読み込み中」のままになる
といった事象が報告されています。
Microsoftはすでに改善に取り組んでいる
この問題に対し、Microsoftはすでに改善に取り組んでいるとのことです。
すでにInsiders向けのBuild 22478に改善に関する変更が含まれています。
また、このビルドではエクスプローラーがクラッシュするバグも修正されています。
これらの修正は、今年の終わりから来年の初めにかけて、一般ユーザーに適用される見込みです。
Source: Windows Latest
(ハウザー)