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電気伝導率が高く、さびないという特性を持つ金は電子機器の基板によく用いられます。
この基板上の金を高純度かつ高効率に回収できる技術が開発され、電子機器廃棄物のリサイクル率増加につながるかもしれません。
この技術を開発したのはカナダのスタートアップ企業であるExcirです。
Excirの技術は、電子機器の廃棄物から純度が999.9の金(24金)を、99%以上回収できるというものです。
数秒のうちに化学処理によって貴金属を抽出できるというものであり、十分な資金と開発力があれば銀、銅、パラジウムといった金以外にも応用できる可能性があるといいます。
この技術は、現在約5分の1しかリサイクルされていないといわれる、電子機器廃棄物のリサイクル率を向上させるのに貢献することができるでしょう。
Excirの技術を、イギリスの王立造幣局は可能性が大きく、革命的であると評価し、すでに契約を交わしています。
王立造幣局によると、電子廃棄物の量は2021年だけで5,700万トンに上り、何も対策を講じなければ2030年には7,300万トンになるという試算があるとのことです。
人々にとって最も身近な電子機器の1つであるスマートフォンは、これまでは古くなればただのゴミでしたが、これからは宝の山として大切に扱われるようになるかもしれません。
Source: BBC via PhoneArena
(ハウザー)
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