Appleの一部のサプライヤーが生産を停止、中国で電力不足が発生

AppleやTeslaのサプライヤー数社が、中国のエネルギー消費量の規制強化に対応するため、同国内の一部の工場で生産を数日間停止しており、エレクトロニクス製品の繁忙期にサプライチェーンが危険に晒されている、とReutersが報じています。
サプライヤー数社が5日間ほど生産を停止
AppleサプライヤーのUnimicronは現地時間26日遅く、同社の中国子会社3社が“地方政府の電力制限政策に従う”ために、26日正午から30日の深夜まで生産を停止したと発表しました。同社によれば、他の生産施設が稼働しているため、影響は限定的であるとのことです。
Foxconnの関連会社であるEson Precision Industrialも、声明の中で、9月26日から10月1日まで崑山市(こんざんし)の生産施設の稼働を停止したと発表しています。
iPhone向けスピーカー部品のサプライヤーであり、蘇州市(そしゅうし)に製造工場を保有するConcraftは、30日正午まで5日間生産を停止し、需要に応じて在庫を活用すると発表しました。
Apple製以外のノートパソコンの生産を調整
2人の関係者がReutersに語ったところによると、崑山市のFoxconn協力会社の施設では、生産への影響は“非常に小さい”とのことです。
ある関係者によれば、FoxconnはApple以外のノートパソコンの製造を含む、同工場の生産能力のごく一部を“調整”しなければならなかったとのことです。
チップメーカーのUMCとTSMCは、生産への影響をいっさい受けていない、とReutersに語っています。
Source:Reuters
Photo:Apple
(lexi)