米フロリダ州の男、ディズニー施設で従業員用のiPadで待ち時間をスキップし厳重注意

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フロリダ州のディズニーのテーマパークで、盗まれた従業員専用iPadを使用し、団体客に待ち時間なしのアトラクション体験を提供していた男が、ディズニーから不法侵入警告を受けた、と伝えられています。

存在した“第3の”待ち時間スキップ方法

せっかくの休暇をアトラクションの待ち時間に使いたくないという方に、ディズニーは1999年にFastPassというサービスを導入し、ビジターは後の乗車スポットを確保し、待ち時間に他の場所で他のアトラクションを楽しむことができるようになりました。その後、FastPass+というバーチャルキューサービスと、数週間前からスポットを予約するか、1日あたりの追加料金支払うか、年間料金の支払って待ち時間を回避できるMaxPassも追加されました。
 
先週、ディズニーは上記すべてのパスが新たなGenie+で置き換えられると発表し、ディズニー・ワールドで15ドル、ディズニーランドで20ドルの1日あたりの追加料金の支払いで待ち時間をスキップできるようになりました。すでに割高な入場料金を支払いつつ、その上追加料金の支払いまで求められることに対して、多くのディズニーファンから憤りの声が上がっていますが、待ち時間をスキップする第3の道が存在したようです。

公式キャストメンバーのみがアクセスできる専用アプリを使用

今年6月、フロリダ州のレナン・カルレットという男(30歳)が、公式のウォルト・ディズニー・ワールドアプリを使って、団体客に待ち時間なしのツアーを提供していたところ、ディズニーのチケット・リゾート不正対策部門のマネージャーに捕まった、と地元メディアが報じています。
 
問題のアプリは、ウォルト・ディズニー・ワールドの公式キャストメンバーにのみ、認証されたデバイス上で配布されるもので、VIPゲストやその他のビジターを優先入場させることができます。
 
調査員がカルレットとそのグループをシステム内に発見し、スタッフに対して予約をキャンセルし、入場を拒否するよう要請したとのことです。
 
調査員と勤務時間外だった副代表がカルレットを駐車場エリアまで尾行し、アプリを使って新たな予約をしたかどうか問い詰めたところ、トニーという男の指示でやった、と彼が告白しました。カルレットはiPadが盗まれれたものだとは知らなかったといいます。
 
調査員いわく、この“トニー”という男に前にも対応したことがあるが、詳しいことは話せないということでした。
 
カルレットは罪に問われることはありませんでしたが、ディズニーは彼に対して全パークへの不法侵入警告を出した、と伝えられています。
 
 
Source:Gizmodo
(lexi)

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この記事を書いた人

ARラボ出身の猫愛好家。往年のMacユーザーで、iPhone使用歴は10年以上。

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