フィーチャーフォン利用者の26.4%「3Gサービス終了を知らない」 MMD研究所調べ

3Gto5G

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4G、5Gの普及に伴い、3Gサービスの終了が近づいています。
 
MMD研究所は、60歳〜79歳の男女10,000人を対象とした「シニアの3Gサービス終了に関する実態調査」を8月27日〜31日の期間で実施し、その結果を公表しています。

フィーチャーフォン利用者の26.4%は、3Gサービスが終了することを知らない

モバイル端末を所有する60歳〜79歳の男女10,000人に、「現在メインで利用しているモバイル端末」を聞いたところ、「スマートフォン」が84.8%、「フィーチャーフォン」が11.2%、「ガラホ」が4.0%となりました。
 
フィーチャーフォンのメイン利用者1,119人のうち、73.6%は3Gサービスが終了することを知っていましたが、26.4%は知りませんでした
 
3Gサービスが終了することを知っているか?
 
サービス終了を知った情報媒体については、最も多かったのが「ダイレクトメール(51.6%)」、次いで「携帯会社の公式ホームページ(14.8%)」「新聞(12.7%)」となっています。
 
3Gサービスが終了することを知った情報媒体

3Gサービスの終了は知っていても、終了時期を知らない人は29.8%

3Gサービス終了を知っていて、なおかつ通信会社を契約しているフィーチャーフォン利用者822人に「利用会社の3Gサービス終了時期を知っているか?」を聞いたところ、70.2%が「知っている」、29.8%が「知らない」と回答しました。
 
ただし、「知っている」と回答した3キャリア契約者576人を対象に「終了する年」を聞いたところ、「正解」は64.9%、「不正解」は35.1%という結果になりました。
 
3Gサービスの終了時期、終了年を知っているか?

3Gサービスの終了は知っていても、使えるもの・使えないものがあることを知らない人は34.1%

3Gサービスの終了を知っているフィーチャーフォン利用者824人に、「3Gサービスの終了で使えるものと使えないものがあることを知っているか?」を聞いたところ、34.1%は「知らない」と回答しています。
 
また、知っていると回答した543人に、使える項目・使えない項目を聞いたところ、「正解」は83.2%、「不正解」は16.8%となりました。
 
3Gサービスが終了することで使用できる・使用できないものがあることを知っている人の割合、その正解率
 
不正解者91人の誤回答項目で最も多かった項目は「電話が使える」で86.8%、次いで「メールが使える(65.9%)」「インターネットが使える(27.5%)」となっています。
 
3Gサービスの終了で使用できる・使用できない者があることを知っている人の誤回答項目

フィーチャーフォン利用者の約7割は、3Gサービス終了で利用端末が使えなくなったら困ると回答

通信会社を契約しているフィーチャーフォンメイン利用者1,113人に、「3Gサービス終了で、利用端末が使えなくなったら困るか?」を聞いたところ、69.5%が困ると回答しました(「とても困る:33.6%」と「どちらかというと困る:35.9%」の合計)
 
3Gサービスの終了で利用端末が使えなくなったら困るか?
 
次に「3Gサービス終了前にスマホへ乗り換えるか」を聞いたところ、57.7%は「検討している」と回答しましたが、25.8%は「まだ決めてない」、13.8%は「スマホへの乗り換えは検討していない」、2.7%が「通信会社の解約を検討している」と回答しました。
 
3Gサービス終了前にスマホへ乗り換えるか?
 
乗り換えを検討している642人に、乗り換え予定時期を聞いたところ、「時期は決めていないが検討している」が最多で51.1%、次に「2021年」が22.1%、「2022年」が20.1%でした。
 
スマホへの乗り換え時期
 
 
Source:MMD研究所
Photo:pixabay-ADMC
(kotobaya)

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この記事を書いた人

2016年より専業Webライターとして活動。iPhone使用歴は11年以上。iPad、MacBook Pro、Apple Watch、AirPods Pro、AirTagなどApple製品を愛用。

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