虚偽の紛失届でiPhoneを搾取した容疑者が逮捕、補償サービスを悪用

Apple iPhone12シリーズ

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毎日放送は9月9日、大手キャリアの端末紛失補償サービスを悪用し、虚偽の紛失届により新品同等のiPhone12 Pro Maxを搾取したベトナム人容疑者が詐欺容疑で逮捕されたと報じました。

紛失を偽り新品を搾取

毎日放送によると、ベトナム国籍のグエン容疑者は2021年1月、兵庫県警に対してiPhoneを紛失したと虚偽の申し出を行い、紛失届の受理番号を得ました。
 
その後、契約していた携帯電話会社に対して紛失補償サービスの適用を申請し、新たなiPhone12 Pro Maxを不正に取得した模様です。
 
グエン容疑者は、不正に取得したiPhone12 Pro Maxを、同じく詐欺容疑で逮捕されたブイ容疑者に転売しています。

補償サービスを悪用

携帯電話各社は、iPhoneの紛失・盗難を補償するサービスを提供しており、例えばauの「故障紛失サポート with AppleCare Services」では、月額868円(税込)を支払うことで、iPhoneを紛失した時や盗難にあった時に新品同等品を受け取ることが可能です。
 
なお、紛失補償サービスを受ける際の自己負担金は12,900円(税込)となっています。
 
グエン容疑者はApple Storeでの販売価格が129,580円以上のiPhone12 Pro Maxを紛失したと偽り、補償サービスで同等品を取得、その後転売することで不正に利益を上げていたとみられます。
 
毎日放送によると、グエン容疑者は知人から搾取方法の指南を受けたと供述しており、さらに兵庫県内では2021年1月から6月までの6カ月間で、ベトナム人からiPhone12シリーズ等の紛失届が328件も提出されています。
 
兵庫県警は、グエン容疑者達の他にも事件に関与している人がいる可能性があるとして捜査を継続している模様です。
 
 
Source:毎日放送, au
(seng)

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この記事を書いた人

海外経験を活かし2020年からライターとして活動中。日々のお得情報から海外事件まで幅広くカバー。iPhone12 miniを愛用し、iPhone歴通算10年、Android通算5年程度。格安ガジェット好き。

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