中国のAI企業、特許侵害でiPhoneの生産と販売差し止めを要求
新型iPhoneの発表が見込まれるイベントを前に、Appleが中国のAI企業に仮処分を申請されました。Xiao-i Robotとして知られるこの中国企業は特許侵害によりiPhoneの生産と販売の差し止めを要求しています。
Siriが特許を侵害しているとしてiPhoneの生産、販売、輸出禁止を申請
仮処分を申請したのはXiao-i Robotとして知られる中国のAI企業であるShanghai Zhizhen Intelligent Network Technologyです。
この企業は以前からAppleのSiriがXiao-i Robotの特許を侵害しているとして提訴していました。
さらにXiao-i Robotは先週金曜日に、Siriを搭載したiPhoneの製造、販売、輸出を禁止する仮処分を上海高級人民法院に申請したと公式WeChatアカウント上で発表しました。
裁判所がこの差し止め要求を認めた場合、Appleのサプライチェーンに大きな影響を与える可能性があります。
Appleは特許侵害を否定
これに対してAppleはSouth China Morning Postへの声明のなかで、「彼らの特許に含まれる機能は含まれていない」と繰り返し述べています。
また、中国の現地認定鑑定士は、「AppleはXiao-i Robotの技術を侵害していないと結論づけた」と述べたとのことです。
一方、Xiao-i Robot側は、Appleが同社の知的財産を尊重していないとし、「Appleは直ちに侵害を止め、関連製品を取り下げ、販売を停止すべきだ」と述べています。
Source: MacRumors
(ハウザー)