Chromebook向け新センサー開発で「ユーザーが近づくとロック解除」が実現か

Googleが「Human Presence Sensor(HPS)」と呼ばれる新型センサーの開発を進めており、近い将来、前に座るだけでChromebookをロック解除することが可能になるかも知れません。
注目集めるHPD
米メディア9to5Googleによると、Googleは現在、エッジAI開発のAntmicroと共同で、Chromebook向けの新しいセンサー「Human Presence Sensor(HPS)」の開発に取り組んでいるようです。
ユーザーがパソコンに近づいていることを検出する技術(human presence detection、HPD)は、昨年頃から注目を集めており、顔がカメラの範囲に入ると自動的にパソコンのロックを解除、外れるとロックする機能を備えたパソコンが、Lenovoなどから発売されています。これはハードウェアだけでなくWindows 10で新たに搭載された生体認証機能Windows Helloとの連携で実現するものです。
Chromebookでも顔認証が実現する?
Googleは今年はじめ、Chromebookの発売10周年を記念して、「体験をよりパーソナライズするためにセンサー技術を活用」する、と公式ブログに投稿しました。
そして9to5Googleによれば、Googleが最近変更したChromeの開発コードには、HPSがAMDプロセッサ搭載のChromebookに使われていることを示す記述があったそうです。さらに12世代Intelプロセッサ搭載ChromebookがHPS対応であることを示す記述もあった、と同メディアは伝えています。
こうした周辺状況から、Chromebookには近くHPSが搭載され、顔認証でロック解除、自動ロックが実現する可能性がある、と9to5Googleは結論づけています。
Source:9to5Google, レノボ(スマート機能)
(lunatic)