Twitter、古いツイートのアーカイブ機能などプライバシー関連機能の強化を検討

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    Twitterが、プライバシー関連機能の強化と、古いツイートをアーカイブする機能の開発に取り組んでいると報じられました。
     
    米メディアBloombergによるとTwitterは、フォローワーリストや投稿、「いいね!」したツイートを誰に表示するかを、ユーザーがより自由に管理できるようにしたいと考えており、経営陣はこれを「ソーシャル・プライバシー(social privacy)」と呼んでいるとのことです。

    古いツイートをアーカイブする機能などを検討中

    検討されている機能の中には、フォロワーリストを編集する機能や、ユーザーが指定した特定の時間が経過すると他のユーザーに表示されないように古いツイートをアーカイブするツールがあります。
     
    過去のツイートを非表示にする機能は、自分の投稿が永遠に残ることを望まないユーザーに人気の機能となる可能性があります。この機能が導入されることで、手動で投稿を削除したり、削除したい何年もの前の投稿を探す手間が省けるようになります。
     
    Twitterのリサーチャーであるスヴェトラーナ・ピムキナ氏によると、Twitterユーザーの多くは自分のアカウントが公開されているかどうかなど、プライバシーに関する基本的なことを理解していません。このようなユーザーは、他のユーザーに何を見られているのかを知らないため、Twitterの利用率が低くなっているとのことです。
     
    ピムキナ氏は、「社会的なプライバシーニーズが満たされない場合、人々は自己表現を制限します」と述べています。Twitterは9月から、自分のアカウントが公開か非公開かを確認するようユーザーに促していく予定です。

    今後、Twitterに導入される可能性のある機能

    同社のプライバシーチームは、プライバシーに関するユーザーの不安を解消するため、いくつかの機能の開発に取り組んでいます。そのうちのいくつかの機能は、まもなくテストが開始される予定ですが、構想段階の機能もあるとのことです。
     
    今後、Twitterに導入される可能性のある機能は以下の通りです。
     

    • ツイートのアーカイブ:Twitterは、30日、60日、90日後に投稿を非表示にしたり、1年後にツイートを非表示にする機能を検討しています。この機能はリリース日が決まっておらず、構想段階にあります。
    • フォローワーの削除:ユーザーは、特定のユーザーからのフォローを解除できるようになります。現在、フォローを解除するにはブロック機能を利用する方法しかありません。
    • 「いいね!」したツイートの非表示:自分が「いいね!」したツイートを非表示にします。また、「いいね!」したツイートを誰に表示するかを設定できるようになります。ただし、この機能がテストされる時期は未定です。
    • 会話からの離脱:ユーザーは、会話から自分を削除できるようになります。2021年末までに、テストが開始されます。

    Twitter、安全モードやSuper Followsを発表

    なお、Twitterは昨日、有害または押し付けがましいと判断したユーザーを自動でブロックしてくれる「安全モード」を発表しています。
     
    さらに同日、ユーザー向け収益化サービス「Super Follows」を、米国とカナダの一部のユーザー向けに正式に提供を開始しています。
     
     
    Source:Bloomberg via 9to5Mac
    (m7000)

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