止まらぬAppleの株価上昇にアナリストが白旗〜株価は日中最高値へ

Apple store フリー素材

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2020年7月、Appleは株価の急上昇を受けて株式を4分割しましたが、それでも上昇は留まるところを知りません。9月1日にはアナリストが弱気な態度を改めたことで、Appleの株価が日中で最高値をつける場面がありました。

iPhone13でも勢いは続く

投資企業Wolfe Researchのジェフ・クヴァール氏が、1年近くに渡って弱気な警告を発してきたAppleの格付けを見直したことで、Appleの株価は9月1日、日中に154.98ドル(約17,057円)の値をつけ、最高値を記録しました。終値は152.51ドル(約16,785円)でした。
 
クヴァール氏がAppleに対する評価を改めたのは、同社のビジネスの将来を「保守的に」考え直したことなのだそうです。同氏は投資家向けのレポートで、iPhoneの需要は今後も衰えないだろうとし、評価を「中立(Peer Perform)」へと変更しました。
 
apple 株価 2021年9月1日
 
レポート内で「我々の見解では、健全な国内事業者のプロモーションとHuaweiのシェアを確保できたことが、サイクルを通したiPhone12の強い需要に繋がった。iPhone13でもこの2つの傾向は続くだろう」とクヴァール氏は語り、「供給の問題を解決できるAppleの能力と、平均販売価格の上昇がさらなる追い風となる」と、今後の展望にも強い期待を込めました。
 
目標株価を前回の135ドル(約14,856円)から155ドル(約17,057円)へと約15%引き上げたことで、同氏の予想はウォール街のアナリストたちが出した中央値を上回っています。慎重派のアナリストでも白旗を上げて強気派に鞍替えせざるを得ないほど、彼らの目に今のAppleは勢いよく映るのでしょう。
 
 
Source:AppleInsider,Google
(kihachi)

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この記事を書いた人

丸みを帯びたiPhone3GSの筐体に惚れ込み、Apple信者を誓ったのも今は昔。2014年から始めたライター業がきっかけで、気づけばXiaomiやHuaweiなど中華スマホにも手を出す浮気症に。

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