9月登場のAirPods(第3世代)でAppleの市場シェア再び増加期待

AirPods(第3世代) AirPods3

AirPods(第3世代) AirPods3
 
True Wireless Stereo(TWS、完全ワイヤレスステレオ)市場の拡大に従って、AirPodsシリーズの圧倒的なシェアも落ち着きつつあります。とはいえAirPods(第3世代)の発売によって、Appleの勢いは再び大きく増すことになりそうです。

市場はお疲れムード?

ライバルの台頭が目覚ましいとはいえ、Appleは依然として高い市場シェアを有しています。調査企業Counterpointによると、対前年比では減少したものの、2021年第2四半期(4月〜6月)でも単独で20%以上のシェアを誇っており、2位のXiaomiに大きな差をつけています。
 
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一方で消費者の関心以上に競争が激化し、TWS市場が煮詰まっているのも事実でしょう。調査によれば、第2四半期における消費者の関心は第1四半期と比較して大きく衰えたそうで、米国ではTWSの売上高が対前期比で1%増に留まったそうです。

次世代AirPodsで勢い回復へ

Counterpointのアナリストによれば「AppleはAirPodsの大幅値下げにもかかわらず、販売台数と売上の両方で大きなシェアを失ったが、同社はあまり心配していない」のだそうです。9月の新作発表会で登場予定のAirPods(第3世代)が勢いを取り戻すと見ているためです。
 
同アナリストは「第3世代のAirPodsは大ヒットする可能性がある」と指摘し、「久しぶりの新作であり、価格も魅力的である点を考慮すると、AirPods(第3世代)がAppleのTWSヒヤラブル全体の年間売上を8,000万個以上にする可能性は大いにある」と期待を込めています。
 
AirPods(第3世代)はノイズキャンセリング機能未搭載ではあるものの、デザインは現行AirPods Proのようになるそうです。一方でAirPods Pro(第2世代)は、他社製品のようなステム(枝のような部分)のないデザインになると考えられています。
 
 
Source:Counterpoint,AppleInsider,Gizmochina
(kihachi)

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この記事を書いた人

丸みを帯びたiPhone3GSの筐体に惚れ込み、Apple信者を誓ったのも今は昔。2014年から始めたライター業がきっかけで、気づけばXiaomiやHuaweiなど中華スマホにも手を出す浮気症に。

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