iPhone13 Proの組立受託などの取引拡大で、中国サプライヤーの売上高が大幅増

iPhone13 Pro AD 0825
 
Nikkei Asiaが、中国Luxshare Precisionの2021年上半期(1月〜6月)の売上高が過去最高を記録したと報じました。同社の躍進の理由としてNikkei Asiaは、Appleからの受注が増えていることを挙げています。

iPhone13シリーズの組立業務を受注、売上高大幅増

Luxshare Precisionの2021年上半期(1月〜6月)の売上高は481億4,000万元(約8,156億円)で、2020年上半期(1月〜6月)と比較して30%以上増加しました。
 
また、純利益は30億8,000万元(約522億円)で、こちらも22%増となりました。
 
iPhoneの組立業務はこれまで、FoxconnとPegatron、Wistronが行ってきましたが、iPhone13シリーズ(iPhone12sおよびiPhone12Sとの噂もあり)の組立業務においてLuxshare Precisionが参入を果たしました
 
同社は、iPhone13 Proシリーズを中心にシリーズ全体の約3%の組立業務を担うとみられています。

Luxshare Precision以外も業績好調

Nikkei Asiaによれば、Apple製品におけるサプライヤーの数は既に、台湾企業よりも中国企業の方が多いとのことです。
 
iPhone用の金属筐体を製造するLens Technologyは、2021年上半期(1月〜6月)の売上高が約40%増加しました。同社は中国Catcher Technologyの金属筐体製造工場を買収しており、今月からiPhone13用のアルミニウム合金製金属筐体の製造を開始しています。
 
また、iPhone用のバッテリーを供給するSunwoda ElectronicShenzhen Desay Battery Technologyの業績も好調です。
 
パッケージングやテストを請け負う中国最大手のJCET(Jiangsu Changjiang Electronics Technology)の2021年上半期(1月〜6月)の純利益は、261%増になりました。
 
 
Source:Nikkei Asia
Photo:Appledsign/Facebook
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