今世界で最も熱いスマホブランドは中国発のあの…〜Huaweiじゃない?

    xiaomi

    xiaomi
     
    米国制裁によりHuaweiが抜けた穴を、中国ブランドXiaomiが急激に埋めている、とThe Wall Street Journalが伝えています。

    ヨーロッパを中心に存在感示すXiaomi

    Xiaomiは、Huaweiが占めていた位置を埋めることで、ヨーロッパ、東南アジア、中国のスマホ市場で勢いを増しています。多くの中国の消費者ブランドによく見られる、高級なライバルに匹敵する機能的なガジェットを、しばしばライバルを下回る価格で提供するというのがXiaomiの手法です。
     
    調査会社Counterpoint Researchによれば、2021年6月に北京拠点のXiaomiが全世界で売り上げたスマホの台数は、Samsungさえも上回りました。2021年第2四半期(4月〜6月)、XiaomiはAppleを凌駕し、世界ナンバー2のスマホブランドとなりました
     
    ヨーロッパでは、Xiaomiはトップの位置につけており、市場シェアは前年四半期よりも24%増加しています。デバイス価格がより重視されるスペインでは、2021年第2四半期に売れた5台に2台のスマホがXiaomi製のものであったとのことです。Xiaomiは、デンマーク、ベルギー、ウクライナ、ロシアでもトップベンターとなっています。

    Google機能にアクセスできるか否かが選択の鍵に

    スリランカのフリーランスジャーナリストのムンザ・ムシュタク氏は、今年5月にHuaweiからXiaomiに乗り替えました。Huaweiデバイスでは多くのGoogle機能にアクセスできないのがその理由である、と彼女は説明しています。
     
    「最も重要なのは、Googleが機能したということ」
     
    フィリピンに住む地球科学者のジョン・マイケル・アウセホ氏も、昨年Huaweiスマホを使用するのを辞めています。多くのデバイスは値段が高すぎたため、彼はXiaomiのRedmi Note 9を選びました。バッテリーは充電なしでも2日は持ち、4眼カメラがついています。
     
    おおよそ200ドル(約22,000円)でデバイスを購入したアウセホ氏は、「すべてが搭載されている」と語っています。

    ハイエンドに注力も廉価なスタイルは変わらず

    Mi11 Ultraなど、ハイエンドモデルにも力を入れているXiaomiですが、廉価なスタイルに変わりはなく、デバイス価格はSamsungの同レベルのフラッグシップ機よりも400ドル(約44,000円)ほど安く設定されています。
     
    Xiaomiの最高経営責任者(CEO)のレイ・ジュン氏は、スマホ市場ナンバー2の位置を恒久的なものとし、次の3年以内にはSamsungをも追い抜きたいとの意気込みを語っています。
     
     
    Source:WSJ
    Photo:Xiaomi
    (lexi)

    この記事がお役に立ったらシェアお願いします

    この記事を書いた人

    ARラボ出身の猫愛好家。往年のMacユーザーで、iPhone使用歴は10年以上。

    特集

    [PR]オフィシャルサイト

    目次