Apple Watchの転倒検出機能、車で塀に激突した保安官補を救う

Apple Watch 転倒検出

Apple Watch 転倒検出
 
米ミズーリ州で保安官補として勤務する女性が高速道路を運転中、塀に激突する事故に遭いましたが、Apple Watch転倒検出機能による通報のおかげで助かりました。

車が塀に衝突した衝撃で転倒検出機能が起動

ミズーリ州の保安官補、チェーセディ・ボタロン氏は8月10日の夕方、仕事を終えて帰宅中に高速道路を外れ、塀に衝突する事故に遭いました。
 
衝突の衝撃で、ボタロン氏が装着していたApple Watch転倒検出機能が起動、ボタロン氏のかわりに緊急通報を発信し、彼女の同僚でもある救急隊員に緊急搬送されて助かりました。
 
ボタロン氏は脊髄損傷の可能性も心配されましたが、事故の翌日には退院し元気になりつつあるとのことです。
 
チェーセディ・ボタロン氏
 
彼女を救ってくれたApple Watchの転倒検出機能についてボタロン氏は、警察無線では使えないクールな機能だ、と地元メディアKY3に語っています。
 
ボタロン氏は、事故当時のことをほとんど覚えていないと語っており、運転中に突然意識を失っていた可能性もあります。

Apple Watch Series 4以降で利用可能な転倒検出機能

Apple Watchの転倒検出機能は、ユーザーが転倒してApple Watchが振動と音で警告した後、1分間何も操作がないと緊急通報する機能です。この機能は、Apple Watch SEを含むApple Watch Series 4の各モデルで利用できます。
 
ただし、転倒検出機能が有効になる条件として、Appleは「Apple Watchの設定時やヘルスケアAppで年齢を設定していて、その年齢が55歳以上の場合」と説明しています。
 
Apple Watchをお持ちの方は、iPhoneの「Watch」アプリの「緊急SOS」メニューから、同機能が有効になっているか確認しておくと良いでしょう。なお、この機能が利用できるのは18歳以上のユーザーに限定されています。
 
Apple Watch 転倒検出
 
最近も、意識を失って倒れた25歳の男性が転倒検出機能により一命を取りとめる事故がありました。

 
 
Source:AppleInsider, Appleサポート
Photo:Apple, KY3
(hato)

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この記事を書いた人

2013年からライター&編集担当として活動。2007年、駐在中のシリコンバレーで発売直後の初代iPhoneに触れて惚れ込む。iPhone歴は3GS→5s→6 Plus→7 Plus→XS Max→12 Pro Max→14 Pro。

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