Adobe、映像コラボツールを提供する「Frame.io」を約13億ドルで買収

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Adobeは現地時間8月19日、クラウドベースの映像コラボレーションツールを提供する「Frame.io」を買収すると発表しました。この買収によりAdobeのソフトウェアにFrame.ioを組み込むことが可能になるものの、買収金額は約13億ドル(約1,428億円)にも上ります。

将来的にPremiere Proなどと統合か

Frame.ioは2015年に誕生したオンラインプラットフォームで、グループ内での共同編集作業を容易にするため、コメントや注釈を追加できる機能などが搭載されています。同社が提供するサービスは、既にAdobeユーザーには広く知られており利用者も多いため、今回の買収はユーザーにとってもメリットがあります。
 

今日のビデオワークフローは、複数のツールと代理店、クライアントなどの利害関係者のフィードバックを得るために使用される通信チャネルとは切り離されています。Frame.ioは、リアルタイムの映像のアップデート、アクセス、利害関係者との共同作業を可能にし、安全でエレガントな体験を提供します。

 
Premiere Pro及びAfter Effectsは、ビデオ編集や製作に使用される代表的なソフトウェアですが、Adobeは将来的にFrame.ioの機能をそれら自社のソフトウェアに統合しようと考えています。
 
ストリーミングサービスやソーシャルネットワーク上での動画使用率の増加に伴い、Adobeはプラットフォーム上での共同作業を強化する機能への投資に大きなチャンスを見出しています。買収完了までには必要な法的手続きがまだ残っているため、同社はFrame.ioのプラットフォームとPremiere Pro及びAfter Effectsの統合についての詳しい見通しは示していません。
 
なお、今回の買収によりFrame.ioの共同創業者兼最高経営責任者(CEO)のエメリー・ウェルズ氏及び同じく共同創業者のジョン・トラバー氏が、Adobeに加わることとなります。
 

 
 
Source:Adobe via 9to5Mac
(m7000)

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この記事を書いた人

本職はWebデザイナーでMacBook Airを10年以上愛用中。iPhone Maniaのライターとしては、2020年から活動開始。iPhone歴は4s→6→7→XS→12 Pro Max。

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