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2021年8月19日 18時47分

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Nvidia、Armの買収交渉は当初予定していた18カ月よりも長期化すると認める

nvidia


 
米半導体メーカーNvidiaは、モバイルチップに使用されるARMアーキテクチャの開発・ライセンシングなどで知られる英ファブレス企業Armホールディングスの買収を進めていますが、交渉締結には当初予定していた18カ月よりも長くかかる見通しであることが明らかになりました。

Nvidiaは買収に自信

Nvidiaの最高経営責任者(CEO)のジェン・スン・ファン氏は、「規制当局との話し合いに当初の想定よりも時間がかかっており、スケジュールが遅れています」と、英Financial Timesに対して述べました。「しかしながら、我々はこの買収に自信を持っており、規制当局も買収のメリットを認めてくれると確信しています」
 
ソフトバンク傘下Armの米企業のNvidiaによる買収は、現在アメリカ、イギリス、中国の規制当局の精査を受けています。

買収の精査にはそれぞれの思惑が交差

イギリスは、NvidiaによるArm買収を国家安全保障上から精査しています。政治家からは、この買収は英国のハイテク産業と国際舞台での主権に打撃を与えるものであるとの批判の声も聞かれています。
 
アメリカでは、Google、Microsoft、Qualcommから競争が制限されるとの苦情が寄せられたため、連邦取引委員会(FTC)が買収に関する調査を開始しています。
 
世界的に重要なチップ産業の主導権を握ることが、米国との地政学的な争点になるというのが中国の見方です。中国当局は以前、米企業Qualcommによる蘭企業NXP Semiconductorsの買収を却下しています。

ARMチップはパソコン業界でも重要に

今回の買収がここまで精査を受ける必要があるのは、Armがチップ業界において非常に重要で汎用的な位置を占めているためです。ArmはApple、Amazon、Samsungなどにデザインを販売しています。
 
ソフトバンクは直接これらの企業と競争していないため、Armが傘下に入っていても特に問題はありませんでしたが、Nvidia所有となれば事情は大きく異なってきます。最近パソコン業界でもARMチップがより好まれるようになってきたことも、買収交渉を難航させているようです。
 
 
Source:Financial Times via The Verge
Photo:Nvidia
(lexi)

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