中国でiPhone需要が急増〜Morgan Stanley

iPhone13 sonny dickson

iPhone13 sonny dickson
 
中国におけるiPhone需要が大幅に増えているようです。次期iPhone、すなわちiPhone13シリーズの発表・発売を翌月に控えたAppleにとって、これはよい兆しといえそうです。

中国における7月のiPhone出荷台数は79%増に

Morgan StanleyのアナリストでApple関連情報に詳しいケイティ・ヒューバティ氏は、中国国営のシンクタンク、中国情報通信研究院(China Academy of Information and Communications Technology, CAICT)が公表しているデータをもとに、2021年7月、中国におけるiPhone出荷台数は、前年同月比で79%も増えたと推測しています。
 
中国全体でのスマートフォン出荷台数は、同年同月比で27%しか増えていないことを考えると、iPhone需要がいかに堅調かがわかります。

SamsungとHuaweiはシェアを落とす

またヒューバティ氏は、中国におけるスマートフォンのインストールベースにおいても、Appleの2021年7月時点でのシェアは20.7%と、前年同月比で90ベースポイント(1ベースポイントは100分の1パーセンテージポイント)伸び、過去27カ月で最高となっている、と分析しています。
 
ヒューバティ氏は、SamsungとHuaweiは7月、中国市場におけるシェアを減らしており、Oppo、Vivo、Xiaomiといった中国ベンダーのシェアは微増にとどまったと見ています。

 
 
Source:Barron’s
Photo:Sonny Dickson/Twitter
(lunatic)

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この記事を書いた人

元某業界新聞社の記者。その後フリーライターとして各方面で執筆、英日翻訳家としての著書も多数。2014年から本メディアでライター、編集記者として活動中。アメリカ在住(現在は日本に滞在中)。iPhone使用歴は12年以上。

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