Samsung、巻取り式Galaxy Z Slideの特許を申請〜2022年に発表か

samsung z slide

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Samsungが、これまで見たことのないGalaxy Z Slide特許を申請したことが明らかになりました。側面に巻き付いたスクリーンがスライドで拡張されるデザインです。

技術を最初にドイツで特許申請

Samsungは8月11日に新製品発表イベント「Unpacked 2021」の開催を控えており、Galaxy Z Fold 3Galaxy Z Flip 3が発表されると予測されています。
 
Samsungは当初、同社初の巻取り式スマートフォンを今年発表するとみられていましたが、Galaxy Z SlideもしくはGalaxy Z Rollの発表は2022年に持ち越される可能性が濃厚となりました。
 
Samsungが開発する初期段階の技術は、通常ならばまず韓国内で特許が申請され、その後開発がさらに進むにつれ、米国特許商標庁(USPTO)や世界知的所有権機関(WIPO)へと特許が申請されます。
 
今回明るみに出たSamsung特許は、ドイツで最初に申請が行われているのが特徴です。Samsungは、ヨーロッパ市場向けの技術を早い段階で確立する狙いがあるものと推測されます。

特許技術が実際にデバイスに反映される可能性は高い?

特許が真っ先にドイツで申請されたということは、完成版のデバイスに技術が使用される可能性は高い、とLetsGoDigitalは推測しています。
 
特許技術についてかなり詳細に記されているのも、実際に技術が実装されることを裏付けているとのことです。
 
「フレキシブルディスプレイを搭載した電子機器(Elektronische Vorrichtung mit flexibler Anzeige)」と名付けられた特許は、ドイツ特許商標庁に2021年4月29日付けで申請されており、7月29日に36ページにわたる資料が公開されています。
 
samsung z slide
 
特許出願のデバイスは、スタイリッシュな巻取り式のスマートフォンです。最もコンパクトな状態では、通常のスマホのようにデバイスを手にすることができ、左には丸みを帯びた画面があります。デバイスの背面の右半分にはディスプレイ面があるのがわかります。一見2つのディスプレイのようにも見えますが、フレキシブルな1つの大きな画面です。
 
samsung z slide
 
より大きな画面が必要な場合には、簡単にタブレット型に変換することができます。正面から見て画面の右側を引き出すと、画面を約40〜50%拡大することができます。ユーザーインターフェースは、使用状況に応じて自動的に調整されます。
 
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Source:LetsGoDigital
(lexi)

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この記事を書いた人

ARラボ出身の猫愛好家。往年のMacユーザーで、iPhone使用歴は10年以上。

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