Apple Store、iPhoneシリーズの陳列にMagSafe式スタンドを導入

Apple Storeで、MagSafeを使ったiPhone12シリーズの陳列が開始されました。来店客にとってはiPhoneが見やすく、店舗にとってはLightning端子よりも破損の可能性が低いというメリットがあります。また、iPhoneの特徴を紹介する「Explore」アプリの導入も確認されています。
MagSafeでiPhoneを持ち上げるスタンドが導入
Apple Storeは、世界の全店舗で製品の陳列に使う什器類を統一しており、iPhoneの陳列には、「Riser」と呼ばれる、製品説明が書かれたLightning端子でiPhoneを支える什器が用いられています。
しかし、Apple本社の敷地内にあるApple Park Visitor Centerでは、MagSafeを使って4台のiPhoneを持ち上げて展示できる、ステンレス製の什器が導入されている、と米メディア9to5Macが報じています。
なお、同店舗では、Tシャツやトートバッグなどの限定商品も販売されています。
ケーブルがスッキリ、iPhoneが見やすく手に取りやすく
電源ケーブルが1本にまとまり、盗難防止用のケーブルは収納式で目立ちにくく、スッキリした外観になっていることがわかります。
テーブルから浮き上がって見えるので、来店客はiPhoneをより近くで見られるほか、Lightning端子よりも簡単に取り外し、元に戻すことが可能になります。
店舗としても、iPhoneを戻す際にLightning端子を破損してしまうことがなくなり、修理や交換の費用を抑えられる利点があるとみられます。
なお、このスタンドはApple Storeでの陳列専用で、販売はされていません。
2019年からの変遷はこちら
2019年夏に一部店舗で導入されたダークカラーのRiser以降、2019年秋、2020年秋のRiserと、今回導入されたMagSafe式什器を比較すると、MagSafe式ではiPhoneに角度がつき、より見やすくなっていることがわかります。
現在、MagSafe式の什器が確認されたのはApple Park Visitor Centerのみとのことですが、今後、世界各地のApple Storeに拡大する可能性もあります。
iPhoneの特徴を簡単に確認できるアプリも
9to5Macのマイケル・スティーバー氏は、Apple Storeに陳列されるiPhoneに「Explore」アプリが導入されている、と報告しています。
「Explore」アプリは、価格を紹介するだけだった「Pricing」アプリと異なり、iPhoneの新機能をわかりやすく紹介する機能や、キャリアの支払いプランを比較できる機能がある模様です。スティーバー氏がツイートした画像では、iPhone12 ProやiPhone12 Pro MaxのLiDARスキャナを使って身長を測定できることが紹介されています。
The new Explore app on Apple Store demo iPhones is *such* a huge experience improvement from the old Pricing app, especially if you’re trying to learn about the device without a Specialist. Props to the team that made it happen. pic.twitter.com/7cLxsBlho6
— Michael Steeber (@MichaelSteeber) June 23, 2021
Source:9to5Mac
Photo:The Apple Store Glossary
(hato)