普段の支払い方法、スマホ決済は52.1% QRコード決済利用率トップはPayPay

QRコード決済

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MMD研究所は7月28日、「2021年7月スマートフォン決済(QRコード)利用動向調査」を発表しました。普段の支払い方法におけるスマホ決済の利用率は52.1%で、前回調査時の2021年1月から約10pt増加しています。最も利用されているQRコード決済サービスは、前回調査時同様、「PayPay」でした。
 
本調査は、2021年7月1日〜5日の期間中、18歳〜69歳の男女45,000人を対象にインターネット上で実施されています。

普段の支払い方法、スマホ決済は2021年1月から10.9pt増

調査対象者45,000人に「普段の支払い方法」について聞いたところ、最も多かったのは「現金」で86.0%、次いで「クレジットカード(71.1%)」、「スマホ決済(タッチ式、QRコード式含む)(52.1%)」となりました。
 
普段の支払い方法
 
前回調査時の2021年1月と比べて、最も増加した支払い方法は「スマホ決済」で10.9ポイントの増加、反対に最も減少したのは「現金」で4.8ポイントの減少でした。
 
普段の支払い方法-年別比較

QRコード決済の認知度は90%を超えるが、現在利用している人は35%

QRコード決済の認知・利用状況を調べたところ、最も多かったのは「現在利用している」で35.3%、次いで「だいたいどんなものか分かるが、利用したことはない」が18.1%、「利用したことはあるが、現在は利用していない」が15.5%でした。
 
QRコード決済の認知・利用状況
 
各認知・利用状況を段階ごとに設定したファネル分析では、「認知」が94.2%、「内容理解」は73.2%、「利用経験」は50.7%でした。
 
QRコード決済の認知・利用状況「ファネル分析」

最も利用しているQRコード決済サービスは「PayPay」で46.1%

現在QRコード決済を利用している人に、最も利用しているサービスを聞いたところ、トップが「PayPay」で46.1%でした。次いで「d払い」が16.9%、「楽天ペイ」が14.8%となっています。
 
最も利用しているQRコード決済サービス
 
2021年1月時点との比較では、「PayPay」が3.0ポイントの増加、「au PAY」が1.3ポイントの増加となっており、反対に「d払い」は1.3ポイントの減少、「楽天ペイ」は0.6ポイントの減少となっていました。
 
最も利用しているQRコード決済の利用開始時期を聞いたところ、「2020年1月〜6月」が14.1%で最多、次いで「2021年1月以降(12.0%)」、「2019年7月〜12月(11.2%)」でした。
 
最も利用しているQRコード決済サービスの利用開始時期

最も利用検討がされているQRコード決済サービスも「PayPay」で20.9%

QRコード決済の利用を検討している人が、最も利用を検討しているサービスは「PayPay」で20.9%でした。次いで「楽天ペイ(18.4%)」、「d払い(14.3%)」となっています。
 
最も利用を検討しているQRコード決済サービスpng
 
 
Source:MMD研究所
Photo:photo AC-しばいぬだいすきさん
(kotobaya)

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この記事を書いた人

2016年より専業Webライターとして活動。iPhone使用歴は11年以上。iPad、MacBook Pro、Apple Watch、AirPods Pro、AirTagなどApple製品を愛用。

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