画面下埋込み型カメラによるFace IDとTouch ID実現に繋がる特許取得

2023 iPhone AH
 
現地時間2021年7月27日、Appleが米国特許商標庁(USPTO)において、ディスプレイ下埋込み型カメラを搭載しFace IDTouch IDを実現し得る特許を取得しました。

ディスプレイ下に搭載したシステムで画像認識

Appleが今回取得した特許、「ディスプレイを透過した光により、画像認識する電子機器」には、ディスプレイ下に埋め込まれた機器を使い、ディスプレイ上の指紋や、ディスプレイを透過した光による顔認証を行おうとする仕組みが記載されています。
 
特許内の項目、光イメージングアレイには、「周囲光検知、近接検知、深度検知、光の受信部、光通信、生体情報(例えば、指紋認証、虹彩認証、顔認識など)の画像化と感知、またはデータ集約の目的で使用することができる」と記されています。
 
下記図表には、ディスプレイ下画像認証システムの配置部(1A)、ディスプレイに指を触れている状態とシステムの構造(1B)、配置部のピクセル数が低下すること(6Aおよび6B)が記されています。
 

将来的にiPhoneやMacで実用化される?

アナリストのミンチー・クオ氏は、2023年のiPhone(仮称:iPhone15)はディスプレイ下埋込み型Face IDを搭載すると伝えていました。
 
iPhoneには、光学式のディスプレイ下埋込み型指紋認証センサーによるTouch IDが搭載されるとも噂されています。
 
また、Bloombergのマーク・ガーマン記者の予想Appleが取得済みの特許から、MacにもFace IDが搭載される可能性が指摘されていましたが、今回の特許を実用化できればノッチを設けること無くこれらの機器にFace IDが搭載できると期待されます。
 
 
Source:USPTO via Patently Apple
(FT729)

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