決算発表会迎えるAppleの業績、米国の旺盛なiPhone需要が下支えか

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    投資銀行Goldman Sachsは、Appleの第3四半期決算(4月〜6月:Apple独自の会計年度)がそう悪い内容ではなく、第4四半期(7月〜9月)も引き続き堅調だろうとの見通しを示しました。第3四半期における米国内のiPhone出荷台数が好調なことや、続く四半期のiPhone量産台数予測が強気なことを受けてのものです。

    米国内の力強い需要が下支え

    Goldman Sachsで主席アナリストを務めるロブ・ホール氏によると、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のワクチン供給の目処が立ち、各地のApple Storeが営業再開にこぎつけたことが、iPhone需要に「一時的な勢い」をつけたそうです。同じような現象は、2021年始めの中国内で出荷台数が急増した時にも確認されています。
     
    Appleは7月27日(現地時間)、第3四半期の業績を発表します。同社のルカ・マエストリ最高財務責任者(CFO)は「売上高が前期比で減収する」との慎重な見通しを示していますが、ホール氏は米国での好調なiPhone売れ行きが中国での弱い需要を相殺するとし、幾分かのポジティブサプライズを期待しています。また第4四半期についても、昨年はiPhone12シリーズの発売日が例年よりも遅い10月以降となったため、対前年同期比で大きく業績を落とすことにはならないと考えています。

    決算発表会の注目ポイントは

    決算発表会で注目すべきポイントとして、ホール氏は業績を牽引するiPhone以外にも、約30億ドル〜40億ドル(約3,300億円〜4,400億円)と見積もられる未計上ぶんのiPad売上や、「App Tracking Transparency(アプリのトラッキングの透明性)」のApp Storeへの影響に関する取締役からの説明などを挙げています。
     
    ホール氏は、Appleの第3四半期における売上高を、ウォール街のアナリストのコンセンサスである727億ドル(約8兆167億円)よりわずかに少ない、725億ドル(約7兆9,948億円)と予想しています。また、今後12カ月の目標株価を130ドル(約1万4,335円)としています。
     
     
    Source:AppleInsider
    (kihachi)

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    丸みを帯びたiPhone3GSの筐体に惚れ込み、Apple信者を誓ったのも今は昔。2014年から始めたライター業がきっかけで、気づけばXiaomiやHuaweiなど中華スマホにも手を出す浮気症に。

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