【レビュー】iPhoneが直立可能な「MOFT O」はどの程度使える?

    「MOFT O」レビュー

    「MOFT O」レビュー
     
    MOFTから発売された、iPhoneなどスマートフォンを直立させることのできるスタンド「MOFT O」を購入したので、レビューします。iPhone12シリーズのMagSafeで固定できるスタンドのほか、スマホリングとしても使えます。

    MagSafe非対応スマホにも使用可能

    MOFT Japanが6月24日に発売した「MOFT Oは、iPhone12シリーズのMagSafeを使って固定できるアクセサリーです。
     
    MagSafe非対応のスマートフォンでも別売の「マグシール」を貼り付けることで利用できます。
     
    MOFT 「MOFT O - Snap Phone Stand & Grip」
     
    縦向き、横向きのスタンドとしても、指を入れてスマホリングとしても使えるほか、スマートフォンを垂直に立てても使えるのが特徴です。

    レザー製の円板を重ねたデザイン

    MOFT Oのパッケージは、シンプルなデザインの右上に、垂直に立てたiPhoneのイラストが入っています。なお、写真は、アメリカのMOFTから購入した製品のため、MOFT Japanで購入するものと異なる可能性があります。
     
    余談ですが、筆者はアメリカのMOFTでの発売直後に注文後、中国から発送され到着までに約1カ月以上かかってしまいました。正攻法でMOFT Japanから購入することをお勧めします。
     
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    パッケージ背面には、使用モードがイラストで紹介されているほか、銀をはがすと正規品であることを確認できるコードが記載されています。
     
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    本体は、滑らかなレザー製の円板を重ねたようなデザインで、「MOFT」の刻印が入っています。
     
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    シンプルだけど機能的、MOFTらしいデザイン

    iPhone12 Pro Maxの本体に取り付けた状態はこんな感じです。
     
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    外側の円板を引き起こすと、2枚の円板が垂直になるところで磁力により固定されます。小さな円板を組み合わせた、シンプルながら機能的なデザインです。
     
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    円板を引き起こした状態だと、背面に「Designed by MOFT」の文字が入ります。MOFTのファンには嬉しい、さりげない演出です。
     
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    取り付け方向を変えると、横向きにしたiPhoneの角度を変えられます。
     
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    2枚の円板の間に指を挟み込むと、スマホホルダーとして利用できます。iPhoneが安定して便利です。
     
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    指を挟み込んだ状態で、iPhoneを軽く振ったり、逆さまにしただけでは落ちませんが、強く振ったり、横方向の力が加わると外れてしまいました。使用時は、強い衝撃を与えないよう注意する必要があります
     
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    最大の特徴、垂直スタンドモードは?

    「MOFT O」の最大の特徴である垂直スタンドモードは、iPhoneを「MOFT O」に置き、立てかけて使います。iPhoneを立てる部分は、滑りにくい素材になっていますが、MagSafeで固定されるわけではないので、立てた状態で操作するとiPhoneが倒れてしまいます
     
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    垂直にした状態だと、Lightningポートを使うことができません。試しに「MOFT O」の上からMagSafe充電器を取り付けてみたところ、充電中のアイコンが表示されました。
     
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    垂直スタンドのビデオ撮影、斜めで撮るのとどう違う?

    MOFTは、「MOFT O」の垂直スタンドモードにより、縦型ビデオ通話や動画撮影・配信に最適な撮影が可能、と説明しています。
     
    「MOFT O」
     
    「MOFT O」で垂直にした動画と、同じMOFTの「SNAP-ON」を装着して斜めになったiPhoneで動画を撮影して比較してみました。
     
    分かりやすい例を撮影するために、娘のお気に入りのぬいぐるみに登場してもらいました。
     
    「MOFT O」の縦方向のスタンドモードで、iPhone12 Pro Maxに取り付けると、かなり下から見上げる形になります。
     
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    縦動画だと画角が広くなるので、下から見上げた顔と天井が映ってしまいます。
     
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    垂直で撮影すると、iPhoneとの距離を少し空ける必要があります。
     
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    その結果として画角が広くなります。人間なら上半身がうまく収まるイメージです。
     
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    もう少し距離を空けると、より広い範囲を映すこともできます。
     
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    テーブルの上に置いたままiPhoneを離して撮影することで、下方向の画角が広くなるので、全身を映したい場合などに向いていると思いました。
     
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    スタンド&ホルダーとして優れた使い勝手、垂直スタンドに過度な期待は禁物

    「MOFT O」を使ってみて、iPhoneにMagSafeでさっと貼り付けて使えるスタンドで、スマホホルダーにもなる便利なアイテムとして、使い勝手もデザインも優れていると感じました。
     
    「MOFT O」には、筆者が購入したジェットブラックのほか、サンセットオレンジ、ハローイエロー、ワンダラストブルーのカラーバリエーションもあり、色で楽しむこともできます。
     
    「MOFT O」レビュー
     
    一方、垂直に固定できるスタンドとしては、安定感が不足しており、音量操作などでiPhoneが倒れてしまうため、会議やビデオ通話に使うには不安を感じました
     
    iPhoneのビデオ通話や撮影に使うなら、スタンドや、手頃な価格で販売されているスマホ用三脚などを用意したほうが良いと思います。
     
     
    参考情報:製品情報
    (hato)

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    この記事を書いた人

    2013年からライター&編集担当として活動。2007年、駐在中のシリコンバレーで発売直後の初代iPhoneに触れて惚れ込む。iPhone歴は3GS→5s→6 Plus→7 Plus→XS Max→12 Pro Max→14 Pro。

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