折りたたみGoogle Pixelの画面は7.6インチ〜カバーガラスにUTG採用
韓国メディアThe Elecが、採用が拡大する折りたたみスマートフォン用超薄型ガラス(UTG)の市場動向を取り上げたなかで、折りたたみGoogle PixelもUTGを採用して発表されると伝えました。
耐擦過性に優れたUTGに移行中
折りたたみスマートフォンにおけるカバーガラスの素材が、ポリイミドフィルムからUTGに移行しています。
Xiaomiは、年内に発売予定のMi Mix Fold 2にUTGを採用する予定です。Samsung Displayは同デバイス用に、UTGを採用した8.01インチディスプレイを供給予定です。6.52インチディスプレイはCSOTが供給します。Mi Mix Foldでは、内側と外側の両方のディスプレイをCSOTが供給していました。
また、Vivoは2021年第4四半期(10月〜12月)に、8インチと6.5インチのディスプレイを搭載した折りたたみスマートフォンを発売する予定です。この製品にもカバーガラスとしてUTGが採用されます。本製品の内側ディスプレイはSamsung Displayが、外側ディスプレイはBOEが提供します。
Honorも、UTGを適用したHonor Magic Foldの発売を計画しています。Honor Magic Foldの8.03インチの内側ディスプレイと6.45インチの外側ディスプレイはBOEが供給します。このディスプレイは、BOEとして初めてのUTG採用製品になります。
折りたたみディスプレイの価格は2倍〜3倍と高価
こうした報道の中でThe Elecは、GoogleがUTG採用7.6インチディスプレイを搭載する折りたたみGoogle Pixelを発売すると伝えました。折りたたみiPhoneがCorning製UTGを採用するとの噂もあります。
折りたたみディスプレイの現在の価格は、フレキシブル有機ELディスプレイの価格、約80ドル(約8,800円)の2倍~3倍となる150ドル(約16,500円)~250ドル(約27,500円)と高価ですが、折りたたみiPhoneが発売される頃には価格がこなれ、品質も安定すると期待されます。
Source:The Elec via Wccftech
Photo:Waqar Khan/YouTube
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