完全未開封の「ゼルダの伝説」、オークションで9,600万円で落札

 
ゼルダの伝説シリーズの一作目にあたる、任天堂から発売されたゲームソフト『ゼルダの伝説』が、米オークションで87万ドル（約9,580万円）で落札された、と報じられています。なぜ価格がそこまで高騰したのでしょうか？

現実的に入手可能な最も初期の生産モデル

史上販売された中で最も高価となる87万ドルの値をつけたファミリーコンピュータ ディスクシステム用の『ゼルダの伝説』ですが、オークションを開催したHeritage Auctionsよれば、ある特定の時期に生産されたものに希少価値がついたとのことです。
 

これまで当社は本タイトルを何度か取り扱ってきましたが、今回ご紹介する初期生産の貴重なバリエーションには到底及ばないということを認めざるを得ません。この初期生産分は、これまで一度もご提供できる機会がなく、この先も同じような機会に恵まれるという保証はありません。
 
このモデルは、1988年始めに“Rev-A”モデルに変更されるまでの間に、1987年後半の数カ月生産されたのみですが、これはコレクターにとってはあまり驚くことではないかもしれません。
 
今回ご紹介する“NES R”モデルよりも前に生産された、“NES TM”という本当の初回生産モデルも存在しますが、これが市場に出てくる可能性は限りなく低いでしょう。それゆえ、この1台が、現実的に入手可能な最も初期の未開封品と言えるのです。

 
オークションは現地時間の7月9日に終了しており、87万ドルの落札価格がついています。
 
 
Source:Heritage Auctions via The Verge
(lexi)