2021年6月29日 01時06分
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インドの少女、12個のマンゴーを売ってオンライン授業のためスマートフォンを購入
新型コロナウイルスのパンデミックにより、学校に行けなくなったインドの少女が、マンゴーを売ってスマホを買うことで、オンライン授業に参加できるようになった、と地元メディアが報じています。
マンゴー1個を1万5,000円で買った男性
インド東部のジャールカンド州南東部にある工業都市ジャムシェードプルのトゥルシー・クマリさん(12歳)は、オンライン授業に参加するためマンゴーを路上で売ったお金でスマートフォンを購入する計画を立てました。家族が貧しく、デバイスを買ってもらうことができなかったからです。
そんな噂を聞きつけた“おじさん”がある日、トゥルシーさんから12個のマンゴーを1つあたり1万インドルピー(約1万5,000円)で購入しました。購入額の約18万円は、彼女の父親のスリマルさんへと振り込まれたといいます。
自分で問題を解決しようとする姿勢を評価
そのおじさんの正体は、オンライン授業の促進を行うValuable Edutainment Pvtのマネージング・ディレクターのアメヤ・ヘテ氏でした。
「彼女は自分の運命を嘆いたり、施しを求めたりしなかった。だからこそ私は彼女からマンゴーを買い、慈善行為は行わなかった」と、ヘテ氏はコメントしています。
「私はマンゴーを売ってお金を貯め、オンラインで勉強を再開できるようにスマートフォンを購入したかったのです。今はスマートフォンを購入して、授業に参加しています」と、トゥルシーさんは語っています。
Source:The Times of India
(lexi)
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iPhone Mania編集部
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