スマホとスマートウォッチのデータから判明〜妻を殺害したのは夫だった

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当初は強盗に妻を殺害されたと主張していた夫が、実は妻殺しの犯人であったことが、スマートフォンとスマートウォッチに記録されていたデータから判明しました。

夫は強盗に殺害されたと証言

カロライン・クラウチさん(当時20)は2021年5月11日、ギリシャ・アテネ郊外の自宅で何者かによって殺害されました。
 
夫のべービス・アナグノストポロス氏(32)は、その晩押し入った強盗が彼を縛り上げ、妻を窒息死させ、15,000ユーロ(約20万円)の現金を盗んだと証言していました。
 
しかし被害者である妻が着用していたスマートウォッチ、そして夫が所持していたスマートフォンに残されていたデータは、夫の証言とは異なる事実を暴き出したのです。

夫の証言と食い違うスマホとスマウォのデータ

警察が調査したところ、夫が「妻が殺害された」と主張する時間帯に、妻のスマートウォッチは彼女の心拍数を記録していました。一方、縛り上げられていたはずの夫のスマートフォンには、彼がその時家の中を動き回っていることを示すデータが残っていました。
 
また自宅のセキュリティカメラのデータカードにも、夫の証言を覆す映像が記録されていたようです。
 
夫のアナグノストポロス容疑者は、現地時間6月18日、妻の葬儀に参列した後、待ち構えていた警察に逮捕されました。8時間に及ぶ取り調べののち、犯行を認めたとのことです。
 
 
Source:BBC via 9to5Mac
(lunatic)

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この記事を書いた人

元某業界新聞社の記者。その後フリーライターとして各方面で執筆、英日翻訳家としての著書も多数。2014年から本メディアでライター、編集記者として活動中。アメリカ在住(現在は日本に滞在中)。iPhone使用歴は12年以上。

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